
こんにちは、クラブフィッターのナオです
25年以上、専門店でゴルファーのクラブ選びをサポートしています
今回は、私が実際に試打・フィッティングを行ってきた中で、特に注目されている3モデル——
- スリクソン ZXi5 アイアン
- ブリヂストン 242CB+ アイアン
- キャロウェイ Xフォージドスター アイアン
どれも“やさしさ”と“見た目のシャープさ”を両立し、中上級者だけでなく、上達を目指すアベレージゴルファーにも大人気のモデルです。
「やさしく飛ばせて、見た目もかっこいいアイアンって、結局どれがいいの?」という声に応えるべく、それぞれの特徴やフィーリングを、クラブフィッターの視点で徹底比較。
クラブ選びで迷っている方は、きっと自分にぴったりの1本が見つかるはずです!
これらのアイアンを比較し、「どれがどんなゴルファーに最適か?」をテーマに、わかりやすく掘り下げていきます。
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基本スペック比較表
左の写真(全て7番アイアン)
上から
スリクソン ZXi5
ブリヂストン 242CB +
キャロウェイ Xフォージドスター
右の写真(全て7番アイアン)
左から
スリクソン ZXi5
ブリヂストン 242CB +
キャロウェイ Xフォージドスター


ロフト角、長さ、重量は7番アイアンの場合です。
シャフトはすべてMODUS3 TOUR105 Sシャフト装着時
モデル | ヘッド構造、素材 | ロフト角 (7番) | 長さ (インチ) | 重量 | バランス |
---|---|---|---|---|---|
ZXi5 | フェース:クロムバナジウム鋼 (#4〜7)ボディ:軟鉄(S20C)+タングステンニッケル合金 (#8〜SW)ボディ:軟鉄(S20C) フェース:CNC加工ボディ:軟鉄鍛造 | 31度 | 37.25 | 約420g | D2 |
242CB+ | #4、#5 軟鉄鍛造(S20C)、タングステン #6〜PW 軟鉄鍛造 | 31度 | 37.25 | 約421g | D2 |
Xフォージドスター | 軟鉄鍛造鍛造 +バネ綱フェース溶接 +樹脂バッジ | 29度 | 37.0 | 約424g | D1 |
構えたときの印象・顔の比較
左の写真(全て7番アイアン)
左から
スリクソン ZXi5
ブリヂストン 242CB +
キャロウェイ Xフォージドスター
右の写真(全て7番アイアン)
左から
スリクソン ZXi5
ブリヂストン 242CB +
キャロウェイ Xフォージドスター


フェースの長さはスリクソンZXi5アイアンが短く、Xフォージドアイアンが長く感じます。
トップブレード、ソールはスリクソンZXi5アイアンが1番厚い。
242CB +アイアンのソール、トップブレードの厚さは2モデルの中間。
ZXi5
厚めのトップブレード+適度なグース。構えたときの安心感が大きく、フェースもやや大きめ。


- 厚めのトップブレードで構えたときの安心感が大きい
- 適度なグースネックでボールをつかまえやすい
- 直進性が高く、弾道がブレにくい設計
- やや弾き感のあるクロムバナジウム鋼フェースで初速が安定
- 薄めの当たりでも飛距離ロスが少なく、寛容性◎
- 操作性は控えめだが、まっすぐ打ちたい人に最適
242CB+
トゥからヒールのシェイプがシャープで、操作しやすそうな顔つき。


- シャープなヘッド形状と輪郭で上級者好みの顔
- トゥ・ヒールにタングステン配分、寛容性も確保
- 高弾道でスピンがしっかり入り、グリーンで止めやすい
- 軟鉄鍛造ならではのソリッドで柔らかな打感
- 抜けの良さとフェースコントロールのしやすさが両立
- アイアンでピンを狙いたい中〜上級者にハマる設計
Xフォージドスター
軟鉄鍛造の柔らかい打感、シャープな見た目に関わらず優しいアイアン。


- 芯が高めに設定されており、打ち込むとしっかり飛ぶ
- フックしにくい設計。しっかりつかまえていけます
- シャープな見た目ながら飛距離性能が高い
- スピンはやや少なめだが、操作性が高く扱いやすい
- 軟鉄らしい打感と、打ち出しやすいロフト設計が絶妙
- キャロウェイ好きだけでなく、飛び系が苦手な人にもおすすめ
試打データ比較
ドライバーのHS43〜45m/s、平均飛距離230〜240ヤードのゴルファー設定。
7番アイアンで試打した平均データです。
場所は室内練習場、測定器はスカイトラック、ボールはタイトリストプロV1です。
モデル | ヘッドスピード | キャリー | トータル | 打出角 | スピン量 |
---|---|---|---|---|---|
ZXi5 | 36.2 | 158y | 163y | 22.3度 | 5371rpm |
242CB+ | 36.8 | 162y | 166y | 20.8度 | 5731rpm |
Xフォージドスター | 36.4 | 162y | 168y | 21.1度 | 4311rpm |
キャリーに関しては最大4ヤード差。
全く同じあたりのショットではないので、誤差はあります。
さらに詳しいデータはそれぞれの商品レビュー記事をご覧ください。
スリクソンZXi5アイアンの詳細については↓記事を参考にしてください

ブリヂストン242CB +アイアンの詳細については↓記事を参考にしてください

キャロウェイXフォージドスターアイアンの詳細については↓記事を参考にしてください。

飛距離性能と安定性の比較
- ZXi5:少し弾き感のある打感だが、直進性が高く、ミスに強い。
- 242CB+:高さとスピンで止めやすい。飛距離も十分。
- Xフォージドスター:シャープな見た目ながらロフトが立っているため飛距離が出る。

242CB +は他の2モデルと比べ、飛距離性能と寛容性のバランスが最高
飛距離性能はXフォージドスター、寛容性はスリクソンが1番
打感・操作性・やさしさ
- 打感: Xフォージドスター>242CB+ > ZXi5(やや弾き感)
- 操作性:242CB+ > Xフォージドスター>ZXi5
- やさしさ:ZXi5 > 242CB+> Xフォージドスター
1番優しく感じたのはスリクソンZXi5アイアン。
つかまりがよく、ミスヒットに強い。
Xフォージドスターアイアンは打点は狭いのですが、フックしにくい。打感がいい。
242CB +アイアンの使用感は2モデルの中間ですね。

感覚的な要素なので、あくまでも私の感想です
向いているゴルファー像
✅ ZXi5がおすすめなゴルファー
- ミスを減らしたい40〜50代ゴルファー
- 中〜上級者で「もう少しラクしたい」
- ストレート弾道を求める(つかまりがいい)
打点が広く、薄めのあたりに強い。ラフからの抜けが良く、ストレートな弾道を狙いやすい。
つかまりがよくスライスしない。
安定感、寛容性◎
✅ 242CB+がおすすめなゴルファー
- 高さとスピンで止めたい中〜上級者
- スコア志向でピンを狙うゴルフがしたい
- シャープな見た目と打感にこだわりたい
操作性が欲しいシビアなピンポジションでも狙っていける。
フックを怖がらず攻めていける。
✅ Xフォージドスターがおすすめなゴルファー
- 飛距離と見た目、両方欲しい欲張り派
- やさしすぎず、でも難しすぎないモデルを探している
- キャロウェイブランドが好き
軟鉄の特有の柔らかい打感。
打点は広くないが、フックしにくいため左を気にせず振っていけます。
最終まとめ|あなたに合うのはどのモデル?
比較ポイント | ZXi5 | 242CB+ | Xフォージドスター |
---|---|---|---|
飛距離性能 | ◎ | ○ | ◎ |
打感 | △ | ○ | ◎ |
操作性 | ○ | ◎ | ○ |
やさしさ | ◎ | ○ | △ |
弾道の高さ | ○ | ◎ | △ |
どのモデルも「上級者っぽいアイアン」でありながら、違った魅力があります。
- 飛距離、寛容性重視なら【ZXi5】
- 精密な狙い・方向性重視なら【242CB+】
- 打感+飛距離なら【Xフォージドスター】
あなたが求めるのは“どんなゴルフ”?
それに合わせた選択が、スコアにも、楽しさにもつながります!
関連リンク
どれを選べばいいか迷う方へ
まずは「何を一番重視したいか」で考えてみてください。
- 飛距離 → Xフォージドスター
- ミス軽減・安心感 → ZXi5
- ピンポイントで狙いたい → 242CB+
あなたのゴルフに合った1本、ぜひ見つけてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
クラブフィッター・ナオでした!