「もっと飛距離を出したい」「操作性を高めたい」。
そんな悩みを抱える中上級ゴルファーに朗報です！
世界のトッププレーヤーから信頼を集めるタイトリストから、最新ドライバー「GT2、GT3、GT4（カスタム）」が登場しました。（8月23日発売）
GT3ドライバーはGT2よりフェースからヘッド後方までが短く、フェースの高さがあります。
構えた時に小さくしまって見えるのがGT3です。
GT3は従来モデルの強みを継承しつつ、操作性を高めることで、より幅広いゴルファーに対応できるようになりました。
特に、ドローやフェードといった様々な球筋を打ち分けたいゴルファーにとっては、魅力的なモデルと言えます。
ヘッドクラウンには流行りのカーボンは使わず、打感、打音を損なわないようたわみ感のある新素材ポリマーを使用。（タイトリストだけの特許）
軽い素材をクラウンに使うことによって余った重量を特にソール前方に配置。
ロースピンでコントロールしやすいヘッドが完成しました。
この技術はどのメーカーにも真似できない画期的な技術だそうです。
実際にGT3を打ってみたところ、その操作性の高さとロースピン弾道に驚きました。
ヘッドコントロールしやすく、インパクトでしっかりヘッドターンをするゴルファーと相性良し。
飛距離性能は、フェース中央やや上部でヒットした時の弾道が強く、ロースピンのビッグボールが飛び出します。
打感はフルチタンで打ったかのようなたわみ感と弾き感。
甲高くなく心地よい打音、GT2ドライバーより柔らかく感じました。
前作TSR3より球のつかまりがよく、それほどハートヒッター用モデルの様には感じませんでした。
実際、少し難しいイメージがあるGT3のほうがGT2より出だしはよく売れています。
打点が安定してるなら断然GT3
厚めのインパクトが最大の飛距離を生み出します
ニューモデルの展開が速すぎない（2年に1度）のもいいですね。
SURE FITトラックを左右に動かし、細かい弾道調整が可能。
前作TSR3と大きく違う点は、SURE FITトラックがフェースの近くに配置されていること。
打点に重心を近づけることで最大のスピードを獲得します。
しかし、GT3ドライバーがおすすめなゴルファーはズバリ中上級者。
芯が広く、つかまりがいい、上がりやすいモデルではありません。
シャフトフレックスR、SRは特注のみ
仕様スペックはSシャフトが中心のドライバーです
GT3ドライバーと相性がいいゴルファー
- ドライバーのヘッドスピードは43m/s以上、平均飛距離230ヤード以上
- 打点が比較的安定している
- ドローヒッター
- 飛距離と方向性のコントロールを最大限に高めたい
- 打感、打音の良いモデルが好み
- 叩いてもふけ上がらないモデルが欲しい
- つかまえても左にフックしすぎないモデルが欲しい
- ヘッドターンを使う
- 厚めのインパクトを好む
純正シャフト
定価 ￥107,800（税込）
プレミアム カスタムシャフト
定価 ￥129,800（定価）
残念なことに値段が大幅に高騰😭
インフレの影響もあるのでしょうか
試打したクラブのスペックは
GT3 ロフト10° シャフト TENSEI 1K BLUE（59g） フレックスS
GT3 ロフト9° シャフト TENSEI 1K BLACK（67g） フレックスS
※スカイトラックで10球ずつ打って結果の良かった3球を計測
ヘッドスピード43m/s、45m/sの2パターンで試打検証します
ロフト、シャフトフレックスの選び方については↓記事をご覧ください。
オフセンターヒットに強いGT2ドライバーについては↓記事をご覧ください。
GT2、GT3フェアウェイメタルについては↓記事をご覧ください。
GT3 ロフト10° シャフト TENSEI 1K BLUE フレックスSヘッドスピード42～43m/sで試打検証
| ヘッドスピード | ミート率 | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | 総飛距離 | |
| 1球目 | 42.5 | 1.44 | 15.9 | 1921 | 29 | 219 | 240 |
| 2球目 | 42.8 | 1.46 | 15.4 | 2166 | -65 | 229 | 247 |
| 3球目 | 43.2 | 1.44 | 15.6 | 1909 | 231 | 224 | 245 |
| 平均 | 42.8 | 1.45 | 15.6 | 1999 | 65 | 224 | 244 |
ヘッドスピード平均42.8m/sで飛距離244ヤード、ベリーグッド。
強弾道でバックスピンが少なく初速が速い。
何よりたわんで弾く、やわらかい打感が最高。
曲がりませんね～。
インパクトで球がしっかりフェースに乗り、すっぽ抜ける感じもありません。
前作TSR3よりもつかまりがよく、スライスはありません。
3球ともシッカリつかまえましたが、コントロールされた曲がり幅の少ない弾道です。
しかし、芯はそんなに広くありません。
フェース下部、ヒール側インパクトは飛距離が少し落ちます。
打点がばらつく、球がつかまえられないゴルファーは使用しないほうがいいでしょう。
パフォーマンスガイド
スリーブのアルファベットと数字の組み合わせでロフト、ライ角が変えられます。
ヘッドをしっかりターンさせてボールを包み込むように打ちたいドライバー
弾道が強く、風に強いランの多いボールが打てます
GT3 ロフト9° シャフト TENSEI 1K BLACK フレックスSヘッドスピード44～45m/sで試打検証
| ヘッドスピード | ミート率 | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | 総飛距離 | |
| 1球目 | 44.2 | 1.47 | 13.2 | 2286 | -136 | 236 | 257 |
| 2球目 | 44.9 | 1.46 | 13.3 | 2133 | -386 | 238 | 259 |
| 3球目 | 45.4 | 1.46 | 12.9 | 1905 | -259 | 236 | 261 |
| 平均 | 44.8 | 1.46 | 13.1 | 2108 | -260 | 237 | 259 |
ヘッドスピード平均44.8m/s、飛距離259ヤード、素晴らしい。
本当にコントロールしやすい。
ヘッド前方にウェイトがあるおかげかインパクトでヘッドがめくれませんね。
フェースに吸い付くようなインパクトが中上級ゴルファーを満足させます。
GT3ドライバーはヘッドターンを使うスイングで芯のやや上目ヒットが飛ばすコツ。
分厚いインパクトで最大の初速、ロースピンの強弾道が飛び出します。
しかし、カットスライスゴルファーは飛びませんよ。
GT2を使用してください。
ヘッドを回転させてヒットしても曲がりは少なめ
フックを気にせずしっかりつかまえていけます
ツアーが認めたスピードと抜群の操作性 GT3 ドライバー スペック
GT3ドライバーの主な特徴
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 飛距離性能 | 低スピンでコントロールの効いた強弾道 |
| 寛容性 | 芯は広くないが、高い操作性でドローやフェードなど、弾道を自在にコントロール可能 |
| 打感 | ソフトで心地よい打感 |
| ヘッド形状 | ツアープレーヤーが求めるような小ぶりに見える美しいヘッド |
ヘッド前方のウェイトは左右にずらして弾道調整を行います。
トゥ側に移動させれば球のつかまりを抑え、ヒール側に移動させればつかまりがよくなります。
ヘッド
460CC
ロフト 8.0° 9.0° 10.0° 11.0°（左用アリ）
ライ角 58.5°（SHURE FIT HOSEIポジション A1の場合）
シャフト長さ 45.5インチ
パフォーマンスガイド
可変式スリーブでロフト、ライ角が変えられます。
ロフト ＋0.75°、＋1.5°、－0.75°
ライ角 ＋0.75°、＋1.5°、－0.75°
シャフト グリップ
MITSUBISHI TENSEI 1K BLUE
| モデル | フレックス | 重さ | トルク | 打ち出し角 |
| 55 | S | 59g | 4.7 | 中間 |
適応ゴルファー
- ヘッドスピード42～45m/s
- 重量感のあるシャフトが好み
- フックを防ぎたい
- 球のふけ上がりを防ぎたい
グリップ
TITLEIST UNIVERSAL 360
| 口径 | 重さ |
| M60 | 50グラム |
MITSUBISHI TENSEI 1K BLACK
| モデル | フレックス | 重さ | トルク | 打ち出し角 |
| 65 | S | 67g | 3.6 | 低め |
適応ゴルファー
- ヘッドスピード44～48m/s
- 重量感のあるシャフトが好み
- フックを防ぎたい
- 球のふけ上がりを防ぎたい
グリップ
TITLEIST UNIVERSAL 360
| 口径 | 重さ |
| M60 | 50グラム |
GRAPHITE DESIGN TOUR AD DI （おすすめカスタムシャフト）
| モデル | フレックス | 重さ | トルク | 打ち出し角 |
| 5 | S | 57g | 4.7 | やや高め |
| 6 | S | 65g | 3.3 | 中間 |
適応ゴルファー
DI5
- ヘッドスピード42～45m/s
- しっかり感のあるシャフトが好み
- つかまりすぎは抑えたい
- 振り遅れをふせぎたい
DI6
- ヘッドスピード44～48m/s
- 重量感のあるシャフトが好み
- フックを防ぎたい
- 球のふけ上がりを防ぎたい
- しなり感の少ないシャフトが好み
グリップ
Z GRIP
| 口径 | 重さ |
| M60 | 50グラム |
GRAPHITE DESIGN TOUR AD VF （おすすめカスタムシャフト）
| モデル | フレックス | 重さ | トルク | 打ち出し角 |
| 5 | S | 56.5g | 4.3 | やや低め |
| 6 | S | 66.5g | 3.3 | やや低め |
適応ゴルファー
VF5
- ヘッドスピード42～45m/s
- しっかり感のあるシャフトが好み
- つかまりすぎは抑えたい
- ふけ上がりを防ぎたい
VF6
- ヘッドスピード44～48m/s
- 重量感のあるシャフトが好み
- フックを防ぎたい
- 球のふけ上がりを防ぎたい
- タメがつくられるシャフトが好み
グリップ
Z GRIP
| 口径 | 重さ |
| M60 | 50グラム |
タイトリスト GT3 ドライバーの試打評価 まとめ
GT3ドライバーの主な特徴
- 飛距離性能: 重心配分を前方配置し、より速いスピード、最適な打ち出し角とバックスピンを提供
- 寛容性: 可変フェース肉厚のVFTフェースがオフセンターヒット時においても速いボールスピードを維持し、飛距離ロスを最小限にします
- 打感: 独自の美しいメタルサウンドと打感
- 直進性: ツアーが認めたスピードと抜群の操作性を可能にし、飛距離を伸ばしながらも高い安定性
GT3ドライバーが合うゴルファー
- ドライバーのヘッドスピードが43m/s以上
- 強弾道のボールを打ちたい
- 弾道をコントロールしたい
- インパクト打点が芯のやや上
- 打感の良さを重視する
- 打点を大きく外さない
GT3ドライバーのメリット
- 飛距離性能が高い
- 弾道のコントロールができる
- 打感が良い
- 強弾道
GT3ドライバーのデメリット
- 価格が高い
- オフセンターヒットに強くない
- 球が上がりにくい
タイトリストGT3ドライバーは、高い飛距離性能と操作性を両立させた、中上級ゴルファー向けのドライバーです。
打点を大きく外さない、弾道をコントロールしたいゴルファーと相性良し。
実際に試打したゴルファーの感想
良い点
- 直進性も高い！ 狙ったところにボールが飛んでいく。
- 操作性が抜群！ ドロー、フェードを打ち分けられる！
- 球がつかまりやすい！ 意外とつかまる。スライスを気にせず安心して振れる。
- 打感が柔らかくて気持ちいい！ 打つのが楽しくなる！
- 見た目がおしゃれ！ コースで見かけるのが楽しみ。
悪い点
- 飛距離が思ったより伸びない！ 薄いあたりに弱い、自分には合わなかったかも。
- 慣性モーメントが小さいのか、ミスヒットに弱い！ ちょっと外すと、思った以上に曲がる。
- 高価すぎる！ 性能はいいけど、値段がネック。
【おすすめシャフト】
- TENSEI 1K BLUE: ヘッドスピード42m/s以上、しっかりとしたシャフトが好み
- TENSEI 1K BLACK: ヘッドスピード44m/s以上、重量感のあるシャフトが好み
- TOUR AD DI, VF: カスタムシャフトで、より細かい調整が可能
打点が安定していて分厚いインパクトができるならGT3、超オススメ
GT3は、従来モデルの強みを継承しつつ操作性を高めることで、より幅広いゴルファーに対応できるようになりました。
特に、ドローやフェードといった様々な球筋を打ち分けたいゴルファーにとっては、魅力的なモデルと言えるでしょう。
購入を検討する際は、実際に試打して自分に合うか確認することをおすすめします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
