人気メーカー「テーラーメイド」より【キューアイテン】シリーズ、2024年モデルが2月2日発売されました。
(ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン)
今度のモデルは巨大な慣性モーメント(10,000)を売りにしたドライバー。
テーラーメイドと言えば飛びに特化したモデルが多いのですが「Qi10ドライバー」はやさしさを重視しています。
カーボンフェース、カーボンクラウン、カーボンソールはステルス2ドライバーから変わらず。
カーボンを使う範囲をさらに広げることで余剰重量を生み出し、ヘッド全体の慣性モーメントを大幅に向上させています。
Qi10MAXは慣性モーメント10,000越え。
10K(テンケイ)はやさしさの新基準。
超高慣性モーメントはこれからのトレンドになるのか?
現役クラブフィッターのナオです
25年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています
ピンゴルフも10K(超高慣性モーメント)モデルを出します。
メーカー違いで押し出す特徴がカブっていますね。
慣性モーメントとは物体が一定の動きを継続しようとする力のこと
ミスヒットに強く、打ち出した方向にまっすぐ飛ぶ
テーラーメイドの新作はどのようにパワーアップしたのでしょうか?
発売されたドライバーは3モデル。
「Qi10」「Qi10MAX」と「Qi10 LS」
Qi10 LSはセレクトショップ限定モデルのため、Qi10とQi10 MAXの2モデルを打ち比べ検証します。
※弾道測定にはスカイトラックを使用しています
ヘッド上部(クラウン部分)はカーボン繊維が見えない艶ありブラック。
フェース上部の白ラインでスクエアに構えやすい。
カッコよくなりました。
標準装着シャフトは
QI10ドライバーが
純正シャフト Diamana BLUE TM50
推奨カスタムシャフト Tour AD VF-6(S) 、SPEEDER NX BLACK 60(S) 、Diamana WB 63(S)
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Qi10 MAXドライバーが
純正シャフト Diamana BLUE TM50のみ
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お買い得になっています
インパクトで付近でヘッドターンさせるゴルファーと相性がいい。
コントロールしやすいドライバーです。
インパクトで付近でヘッドを回転させないゴルファーにピッタリ。
オートマチックなドライバーです。
この記事を読むとQi10とQi10 MAXどちらのヘッドが合うのか、どのシャフトがいいのか分かります。
Qi10 Qi10 MAXドライバー 本体価格(定価)
純正シャフト
Diamana BLUE TM50 ¥95,700(税込)
推奨カスタムシャフト
Tour AD VF-6(S) ¥108,900(税込)
SPEEDER NX BLACK 60(S) ¥106,700(税込)
Diamana WB 63(S) ¥106,700(税込)
2024年のドライバー戦線はテーラーメイド「Qi10」、キャロウェイ「パラダイムAIスモーク」、ピン「G430MAX 10K」で幕を開けました。
今のところユーザーの評価ではテーラーメイドQI10シリーズが一歩リードですね
ドライバースペックの決め方については↓記事をご覧ください。
Qi10、Qi10MAXフェアウェイウッドについては↓記事をご覧ください。
Qi10、Qi10MAXレスキューについては↓記事をご覧ください。
抜群のヘッドコントロール QI10ドライバー 試打評価
試打したクラブはQi10 ロフト9度 シャフトDiamana BLUE TM50(フレックスS)
ヘッドスピード平均44.6m/s、ややドロー系のスイングでチャレンジです。
ヘッドスピード | ボール初速 | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | トータル飛距離 | |
1球目 | 44.8 | 66.0 | 12.3 | 1911 | -202 | 233 | 259 |
2球目 | 44.7 | 65.7 | 12.7 | 2778 | -122 | 244 | 261 |
3球目 | 44.3 | 65.2 | 12.0 | 3148 | -46 | 242 | 258 |
平均 | 44.6 | 65.6 | 12.3 | 2612 | -123 | 240 | 259 |
構えた時のヘッドはストレート.
シンプルなブラッククラウンが構えやすい。
フェース色はステルス時代の赤から落ち着いた黒に変わりました。
すごい、全然曲がりません~
打感は硬くはないのですが、カーボンフェース独特の感触。
フェースのどの部分でヒットしたのかわかりにくい。
2球目、3球目はフェースのやや下側でヒットしています。
ヘッドスピード平均44.6m/sで飛距離は259ヤード、よく飛んでいます。
ロフト9度でも十分な打ち出し角を確保(上がりやすい)。
純正シャフトでもつかまりは強すぎず、大きなフックはありません。
ドロー回転が少しかかっている割にはバックスピンはやや多めで高弾道。
(シャフトのしなりが強く、ヘッドが上向きになりフェースの下側でインパクトしやすくなったものと思われます)
このヘッドスピード、打ち方ならシャフトをカスタムにしたほうが飛距離を出せそうです。
(シャフトはスピーダーNXブラック60がいいかな)
純正シャフトで曲がりが大きくなったり、バックスピンが多い場合はカスタムシャフトが選択肢に入ってきます
目安はヘッドスピード44m/s以上、平均飛距離240ヤード以上、バックスピン2500回転以上
ロフト、ライ角可変式ヘッド(カチャカチャ)なので、つかまりが心配なゴルファーはアップライト、ロフトアップに設定すればスライスを少し減らせます。
チーピン防ぐなら10K QI10 MAXドライバー 試打評価
試打したクラブはQi10 MAX ロフト10.5度 シャフトDiamana BLUE TM50(フレックスSR)
ヘッドスピード平均43.2m/s、カットスライスのスイングでチャレンジです。
ヘッドスピード | ボール初速 | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | トータル飛距離 | |
1球目 | 43.0 | 60.5 | 12.9 | 2528 | 187 | 214 | 235 |
2球目 | 43.1 | 60.7 | 14.5 | 2484 | 184 | 218 | 236 |
3球目 | 43.5 | 62.1 | 14.2 | 2180 | -360 | 221 | 242 |
平均 | 43.2 | 61.1 | 13.9 | 2397 | 4 | 218 | 238 |
構えた時のヘッドの見え方はストレート。
Qi10のヘッドより少しアップライト(2度)でつかまりやすそう。
Qi10のヘッドより投影面積(ヘッド上部)が大きい。
打感は硬くはないのですが、カーボンフェース独特の感触。
フェースのどの部分でヒットしたのかわかりにくい。
特徴は球が曲がらない。つかまる。
カットで打ったのですがフェースが開かずそのまま左に真っすぐか軽いドロー。
ヘッドスピード平均43.2m/sで飛距離は238ヤード、まずまずです。
バックスピンが極端に減ることがなく球が上がりやすい。
Qi10MAXは特に曲がりません。
しかし、初速がでるタイプのヘッドではないので、飛距離を出すにはヘッドスピードが必要です。
10K、やはり飛距離より寛容性です
10Kはやさしさの新基準 QI10 QI10 MAX スペック
Qi10MAXのヘッドのほうが直進性が強く、球が上がりやすい。
Qi10MAXのほうがクラウンの面積が大きい、ヒール側の肉付きがいい。
フェースの厚みはQi10のほうがディープに見えます。
フェース上部に白っぽいラインが入っていますね
フェース面をターゲットにスクエアに合わせやすいようにしています
QI10 ドライバー詳細スペック
ヘッド
ヘッド素材・フェース素材
チタンフレームボディ [9-1-1 ti] + インフィニティカーボンクラウン + カーボンソール + 特殊強化カーボンコンポジットリング + MOIバックウェイト(21g) + フロントTSSウェイト / 新60層カーボンツイストフェース + PUカバー
体積 460㎤
ロフト 9度 10.5度(12度はカスタム)
ライ角 56(STD)~60(UPRT)
シャフト長
純正カーボンシャフト 45.5インチ
推奨カスタムシャフト 45.25インチ
左用は
9度 フレックスS
10.5度 フレックスR SR S
標準設定(他はカスタム)
シャフト
Diamana BLUE TM50(純正カーボンシャフト)
フレックス | 重さ | トルク | キックポイント | バランス | クラブ重さ |
R | 約54g | 4.9 | 中調子 | D1.5 | 約301g |
SR | 約56g | 4.6 | 中調子 | D1.5 | 約303g |
S | 約58g | 4.3 | 中調子 | D2 | 約307g |
三菱ケミカルと共同開発したオリジナル純正シャフト「ディアマナTM50」。
中調子でしなりにくせがなく振りやすい。
ねじれがしっかりしているので、つかまりすぎるシャフトではありません。
どんなスイングタイプでも合いやすい。
推奨カスタムシャフト
TOUR AD VF 6(推奨カスタムシャフト)
フレックス | 重さ | トルク | キックポイント | バランス | クラブ重さ |
S | 65g | 3.3 | 中元調子 | D3.5 | 313g |
強く叩けて軽やかに振り抜ける元調子進化系。
振り遅れやもたつきを抑え、強くシャープに振り抜きやすく、タメの強い切り返しでもスムーズな挙動でタイミングが取りやすい設計。
先端から中間部にかけて硬さがあり打点の散らばりやスピン量を抑え、ボール初速UPへ導く。
ツアーAD としてはUB、XCとも系統は似ています。
ふけ上がり、フックを防ぎます。
切り返しのタメをあまり使わない、ボディターンタイプのゴルファーに合いやすい。
SPEEDER NX BLACK 60(推奨カスタムシャフト)
フレックス | 重さ | トルク | キックポイント | バランス | クラブ重さ |
S | 65.5g | 3.8 | 先中調子 | D3 | 311g |
先端部から中間部にかけトルクを締めヘッド挙動を安定させ操作性をアップ。
オフセンターヒット時でもボールのバラツキを軽減。
手元側がしっかりしているので、シャフト全体が硬く感じます。
振り遅れたくないスライサー、タメを作るドローヒッターと相性がいい。
切り返しのタメをつくるゴルファーに合います。
DiamanaWB 63(推奨カスタムシャフト)
フレックス | 重さ | トルク | キックポイント | バランス | クラブ重さ |
S | 61g | 3.1度 | 元調子 | D3 | 308g |
数々の実績を誇るディアマナの元調子系シャフトの最新モデル。
抜群の安定感により左へのミスを恐れずに思い切って振れるため、ハイヘッドスピーダーが叩きに行ってもつかまりすぎを抑えてくれるシャフト。
強弾道でふけ上がりも防ぎます。
切り返しのタメをあまり使わない、ボディターンタイプのスイングに合います。
グリップ
TM Tour Velvet 360 Black/Blue CP
口径60 47.5g
QI10MAX ドライバー詳細スペック
ヘッド
ヘッド素材・フェース素材
チタンフレームボディ [9-1-1 ti] + インフィニティカーボンクラウン + カーボンソール + 特殊強化カーボンコンポジットリング + MOIバックウェイト(30g) + フロントTSSウェイト / 新60層カーボンツイストフェース + PUカバー
体積 460㎤
ロフト 9度 10.5度(12度はカスタム)
ライ角 58(STD)~62(UPRT)
シャフト長
純正カーボンシャフト 45.25インチ
左用はカスタムのみ
シャフト
Diamana BLUE TM50(純正カーボンシャフト)
フレックス | 重さ | トルク | キックポイント | バランス | クラブ重さ |
R | 約54g | 4.9 | 中調子 | D1.5 | 約301g |
SR | 約56g | 4.6 | 中調子 | D1.5 | 約303g |
S | 約58g | 4.3 | 中調子 | D2 | 約307g |
三菱ケミカルと共同開発したオリジナル純正シャフト「ディアマナブルーTM」。
中調子でしなりにくせがなく振りやすい。
ねじれがしっかりしているので、つかまりすぎるシャフトではありません。
どんなスイングタイプでも合いやすい。
※Tour AD VF-6、SPEEDER NX BLACK 60、Diamana WB 63シャフトは特注になります
グリップ
TM Tour Velvet 360 Black/Blue CP
口径60 47.5g
QI10 QI10MAX ドライバーの違い まとめ
QI10シリーズは今までのようにQI10がつかまらない、QI10MAXがつかまるドライバーではありません。
QI10は思ったより良くつかまります。
ステルス2より寛容性が増した感じ。
QI10MAXはつかまりはそれほど強くありません。
ヘッドがインパクト付近で回転しないので、曲がりの大きいゴルファーと相性ばっちり。
どちらのヘッドが合う?
Qi10ヘッド
- 弾道の高さはおさえめ、ふけあがらない
- しっかりつかまえてもフックしにくい
- 球がつかまえられるゴルファー向き
- 積極的にヘッドターンをするゴルファー
- スイング軌道がインサイドアウト、インサイドイン
アッパーブロー ~ シャロー
Qi10MAXヘッド
- スライス、チーピンを防ぎたい
- 打点が大きく、球が上がりやすい
- ヘッドターンを大きくしないゴルファー向け。
- スイング軌道がアウトサイドイン、インサイドイン
ダウンブロー ~ シャロー
Qi10、Qi10MAXドライバーについての口コミ
Qi10は直進性が高く、ミスヒットに強い。
飛距離性能が高く、伸びのある弾道が魅力です。
Qi10MAXを試打してみた。
打感がソフトで、心地よい打球音も魅力だ。
飛距離と寛容性を両立しており、ミスヒットにも強く、安定した飛びを実現してくれる。
一方、重心が深く、操作性がやや悪い。
また、低スピンで弾道が上がりにくいため、球筋をコントロールしたい人には向かない。
ステルス2から進化した点は寛容性。
球筋をコントロールすることは難しいですが、フェースが向いた方向に真っすぐ飛んでいきます。
インパクトでフェースがひらきにくく、打点が少々ずれても大丈夫。
「ここイッパツの飛距離」を求めるゴルファーに対応するステルス2みたいな「じゃじゃ馬ドライバー」ではなくなってしまいましたが、これはこれで今のゴルファーが求めるモデルなのですね。
「飛距離性能より寛容性」
テーラーらしからぬ時代にあわせたやさしいドライバーです
PGAツアーで効果、性能は実証済み。
多くのトッププレーヤーが選ぶQi10ドライバー。
ヘッド、シャフトを合わせて、自分史上最高の飛びを手に入れてみませんか?
ヘッドスピードや打ち方別の参考ロフト、シャフト
タイプ別の参考ロフト
9.5度以下
ドローヒッター、アッパーブロー、フックを防ぎたい
10~10.5度
標準的なロフト
11度以上
ダウンブロー、弾道の低いスライサー、スライスを防ぎたい
ヘッドスピード別の参考フレックス
Rフレックス
37~40m/s 7番の飛距離125~135ヤード
SRフレックス
39~42m/s 7番の飛距離130~150ヤード
Sフレックス
42m/s~ 7番の飛距離150ヤード
カスタムシャフト
44m/s~ 7番の飛距離160ヤード~
右に打ち出して右に曲がるスライスが大きい場合は少し硬めのフレックスがおススメ
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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