2022年11月、ダンロップスポーツよりニューモデル「スリクソンZXシリーズ」が発売されました。
最新ドライバーは【ZX5MkⅡ、ZX5MkⅡLS】2023年モデル 。
ZX7 MkⅡも出ますがダンロップセレクトショップ限定モデルです。
日本メーカーのトップを走るダンロップスポーツ。
スリクソンは世界で活躍する松山英樹プロの使用モデルでもあります。(2022年11月時点ではZX5MkⅡ LSモデルを使用)
国内女子ツアーでは使用が解禁となった週から尾関美悠、山下美夢有、勝みなみ、小祝さくらと4週連続でスリクソンZXを愛用するプロが優勝を飾りました。
「今度のスリクソンドライバーは打った瞬間に明らかにボール初速が違う、何をやったんですか?」とダンロップ契約のプロたちが驚いたというモデル。
外ブラモデル全盛のドライバー市場に割って入ることができるか?
個人的にはスリクソンZXドライバーに期待しています。
つかまりのZX5、低スピンで強弾道のZX5 LS。
結論から言うと「ZX5 LS」サイコーでした。
クラブフィッターのナオです
25年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています
最新スリクソンZXiシリーズが2024年11月発売されます。
ZX5 MkⅡが合うゴルファー
Diamana ZX-Ⅱ50 カーボンシャフト ¥79,200(税込)
- 安心感のあるヘッドが好み
- スライスさせたくない
- 高弾道の球が打ちたい
- 芯の大きいヘッドがいい
- インパクトでフェースがひらきがち
ZX5 MkⅡ LSが合うゴルファー
(注)ZX5 MkⅡと性能が全く違います
Diamana ZX-Ⅱ50 カーボンシャフト ¥79,200(税込)
- 安心感のあるヘッドが好み
- 芯の大きいヘッドがいい
- フックをさせたくない
- フェースローテーションをあまり大きく使わない
- ロースピンボールが打ちたい
2機種のドライバーをヘッドスピード、打ち方を変えて試打測定し検証してみます。
スリクソンZX MKⅡ ハイブリッドについては↓記事をご覧ください。
試打評価【スリクソンZX MKⅡ ハイブリッド】 特長や使用感について徹底解説 | golfer-nao
スリクソンZX5 MkⅡ ZX4 MkⅡアイアンについては↓記事をご覧ください。
スリクソン最新モデルアイアン 【ZX5 MkⅡ ZX4 MkⅡ】試打評価 特徴と性能 | golfer-nao
ZX5 MkⅡドライバー試打検証 (つかまりと高弾道)
試打したクラブは
ZX5 MkⅡ ロフト9.5度 シャフトDIAMANA ZX-Ⅱ50 フレックスS
ヘッドスピード44m/s、フェースオープンしやすいカットスライスヒッターの想定
ヘッドスピード | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | 飛距離 | |
1球目 | 44.3 | 17.1 | 2469 | -220 | 236 | 250 |
2球目 | 43.9 | 17.0 | 2769 | 122 | 233 | 245 |
3球目 | 44.7 | 14.1 | 2891 | 255 | 236 | 251 |
平均 | 44.3 | 16.1 | 2710 | 52 | 235 | 249 |
構えた感じ、フェースがスクエアでトゥ側を逃がしてなく、とても安心感のある顔つき。
打感は弾き感のある心地いい感触です。
カット気味に左に引っ張って打ったのですが、フェースが開きにくくつかまったボールが連発。
飛距離も約250ヤードとヘッドスピードの割には飛んでいます。
打ち出し角度が高く、バックスピンも適度にかかっているので弾道の高さは申し分ありません。
つかまりがいいのでスライサーにとってはとても安心感のあるクラブです。
シャフトは手元部分がしっかりしていて思い切って振りにいけますが、先端部分の走りも感じます。
スライス気味、球が低いゴルファーにピッタリ
やさしいアスリートモデルです
ZX5 MkⅡ LSドライバー試打検証 (低スピンで大きく飛ばす)
試打したクラブは
ZX5 MkⅡ LS ロフト9.5度 シャフトDIAMANA ZX-Ⅱ50 フレックスS
ヘッドスピード45.5m/s、ストレート~ややドローヒッターの想定
ヘッドスピード | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | 飛距離 | |
1球目 | 45.7 | 14.0 | 1914 | -29 | 239 | 261 |
2球目 | 46.2 | 14.1 | 2403 | -214 | 252 | 269 |
3球目 | 44.8 | 15.0 | 2218 | -299 | 244 | 262 |
平均 | 45.6 | 14.4 | 2178 | -181 | 245 | 264 |
これはビックリ、「飛ぶ」。
最高飛距離で269ヤード。
ロースピンボールで強弾道。
しっかりつかまえたのに左にフックせず、かるーいドローボール。
最近打ったクラブの中では一番飛距離が出そうなデータです。
「ドローン」とした重たそうな弾道で、風に強く落ちてからのランも多い。
バックスピンは少ないのですが十分な高さもでるのでキャリー不足で困ることはありません。
インパクトで球を「グッ」と押せる感じがあります
左にも行きにくいので安心ですね~
純正シャフトはしっかり振っても暴れることなく素直なしなりです。
ハードヒッターはカスタムシャフトを視野に入れてもいいでしょうね。
ZX MKⅡ(マークツー)ドライバー スペック(ヘッド シャフト)
大きなたわみを生み出す「FLEX ZONE(剛性の低いエリア)」とパワーを逃がさず、しっかりと受け止める「RIGID ZONE(剛性の高いエリア)」を交互に配置することで、反発性能が大きく向上し、驚異のボールスピードを実現。
ダンロップ公式サイトより
フルチタン構造。
ストレートフェースで構えやすく、操作性に優れる「ZX7 MkⅡ」と大きめの投影面積が安心感を与え、ミスヒットに強い「ZX5 MkⅡ」。
試打した松山英樹プロは「どちらも構えやすい」と絶賛。
現在は「ZX5 MkⅡ LSドライバー」を使用しています。(変更はあります)
ZX5 MkⅡ
ヘッドスペック
フェース・チタン(SUPERーTIX51AF)
ボディ・TIー811PLUS
チューニングウェイト・ステンレス(8g)
フェース・鍛造 ボディ・真空精密鋳造
仕上げ・IP+ミラー+サテン+レーザー
番手 | #1 |
ロフト角(度) | 9.5 10.5 |
ライ角(度) | 58.5 |
ヘッド重さ(g) | 199 |
ヘッド体積(㎤) | 460 |
クラブ長さ(インチ) | 45.25 |
バランス | D2 |
クラブ重さ(g) | 302(Sシャフト) |
シャフトスペック(DIAMANA ZX-Ⅱ50)
硬さ | 調子 | 重さ(g) | トルク | 9.5 | 10.5 |
S | 中 | 49 | 5.8 | 〇 | 〇 |
SR | 中 | 47 | 5.9 | △ | 〇 |
R | 中 | 45.5 | 6.0 | △ | △ |
対応ヘッドスピード(目安)
38~41m/s フレックス R
39~42m/s フレックス SR
41~45m/s フレックス S
ダンロップの担当さんが言うには「前作との違いで言うと、手元と真ん中よりやや先中部の剛性を高くすることで、走りやすさと安定感を両立させた。しっかりしているけど、適度につかまって、安定感のあるフィーリングで打てるシャフト」だそうです。
グリップ
ツアーベルベットラバー360グリップ
バックライン無し、ゴルフプライドロゴ入り、50g・口径60
Diamana ZX-Ⅱ50 カーボンシャフト ¥79200(税込)
ZX5 MkⅡ LS
ヘッドスペック
フェース・チタン(SUPERーTIX51AF)
ボディ・TIー811PLUS
チューニングウェイト・ステンレス(8g)
フェース・鍛造 ボディ・真空精密鋳造
仕上げ・IP+ミラー+サテン+レーザー
番手 | #1 |
ロフト角(度) | 9.5 10.5 |
ライ角(度) | 58.5 |
ヘッド重さ(g) | 199 |
ヘッド体積(㎤) | 460 |
クラブ長さ(インチ) | 45.25 |
バランス | D2 |
クラブ重さ(g) | 302(Sシャフト) |
シャフトスペック(DIAMANA ZX-Ⅱ50)
硬さ | 調子 | 重さ(g) | トルク | 9.5 | 10.5 |
S | 中 | 49 | 5.8 | 〇 | 〇 |
SR | 中 | 47 | 5.9 | △ | 〇 |
R | 中 | 45.5 | 6.0 | △ | △ |
対応ヘッドスピード(目安)
38~41m/s フレックス R
39~42m/s フレックス SR
41~45m/s フレックス S
ダンロップの担当さんが言うには「前作との違いで言うと、手元と真ん中よりやや先中部の剛性を高くすることで、走りやすさと安定感を両立させた。しっかりしているけど、適度につかまって、安定感のあるフィーリングで打てるシャフト」だそうです。
(注)純正シャフトはZX5、ZX5LSともにDIAMANA ZX-Ⅱ50です。
グリップ
ツアーベルベットラバー360グリップ
バックライン無し、ゴルフプライドロゴ入り、50g・口径60
Diamana ZX-Ⅱ50 カーボンシャフト ¥79200(税込)
ZX5 MKⅡドライバー(ZX5 ZX5 LS) 評価 まとめ 口コミ
Twitterの口コミ
スリクソンのZX5MKII、MkII.LS ドライバーが話題になっています。
飛距離が伸びる上に、飛ばしやすさが向上したという声が多く、プレーヤーたちは驚きを隠せない様子。
また、軽くて扱いやすく、ミスショットを補正する性能も評価されています。
さらに、美しいデザインにも注目が集まっています。
簡単につかまり高弾道のZX5 MkⅡ。
ロースピン強弾道で左に行きにくいZX5 MkⅡ LS。
スイングタイプに合わせて選ぶことで自分の理想となる弾道を打つ事が可能になります。
つかまり | 弾道の高さ | 芯の広さ | 飛び | |
ZX5 MK2 | かなり良い | 高い | 大きい | よく飛ぶ |
ZX5 MK2 LS | つかまりすぎない | 中弾道 | 普通 | よく飛ぶ |
スライスが嫌で高弾道ボールが好みならZX5 MkⅡ。
フックが嫌でふけ上がりを抑えたいならZX5 MkⅡ LS。
私はZX5 MkⅡ LSドライバーがドンピシャでした
ヘッドスピードが45m/s以上ならカスタムシャフトも視野に入れてください
最後までお付き合いいただきありがとうございました。