【試打評価】ピンS159ウェッジ 豊富なロフト、ソールタイプの選び方

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【PINGウェッジS159】やさしさと豊富なバリュエーション ロフト、ソールタイプの選び方
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アプローチショット、安定したスピン量で距離が一定し、抜けもいいやさしいウェッジないかな~?

豊富なロフトラインアップ、選べるソールタイプでプレーヤーの要求を満たしてくれるウェッジがピンゴルフから発売されました。

出っ歯なリーディングエッジが全盛の中、スクエアなリーディングエッジ、シャープなホーゼルで構えやすい「PINGウェッジS159」です。

ナオ
ナオ

クラブフィッターのナオです
25年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています

ピンのウェッジの特徴は抜けがよくザックリしにくい
さらに豊富なソールタイプをそろえることによってボーケイウェッジのようにゴルファーの要望に細かく答えられるようになりました。

PINGウェッジS159

  • 究極の重量周辺配分設計でヘッドがぶれない
  • 疎水性が高く水にぬれた状態でもしっかりスピンが入る
  • 溝が多いからスピンが効く
  • 構えやすい
  • 46~62度まで2度刻みのラインアップで距離が合う
  • ソールタイプが選べるからやさしい

ロフトバリュエーションは
46、48、50、52、54、56、58、60、62度の9種類。

ソールグラインドの種類は6種類
46、48、50、52度は(Sのみ)
54度は(S、W、H、E)
56度は(S、W、H、E)
58度は(S、W、B、H、T、E)
60度は(S、W、B、H、T、E)
62度が(Tのみ)

全種 左用もあり

オーソドックスなパターンはSグラインド(スタンダードソール)

ナオ
ナオ

S159は距離、スピンコントロールを自由自在に操りたいウェッジ
アプローチ上級者用です

考えるのが面倒という場合は↓の組み合わせ

PWが42度の場合
46.S 50.S 56.S

PWが44度の場合
50.S (52.S) 56.S(58.S)

PWが46度の場合
52.S 58.S

ナオ
ナオ

バンカーショットが超苦手ならEグラインドの60度
びっくりするほど簡単に脱出できます

DG EX TOUR ISSUEシャフト 
¥29,700(税込)
NSプロMODUS TOURシャフト
¥27,500(税込)
NSプロ950GH NEOシャフト 

¥27,500(税込)

ヴィクトリアゴルフ公式オンラインストアで探す

グリーン周りをやさしくするテクノロジーで話題のピンS159ウェッジ。
どんな性能を持っているのか、打感、スピン、抜けなどを実際に試打して検証してみます。

(注)スピンアプローチにはスピン系ボールが必須です。

比べてみたいウェッジについては↓記事をご覧ください。

スコアアップを実現する多彩な機能 S159試打レビュー 

溝の本数を3本プラス(54度~62度前作比)増量でスピン性能は抜群。

摩擦力が向上するブラスト加工がさらにスピン量を安定させます。

試打したクラブは
PINGウェッジS159
(ロフト58度 シャフト モーダスツアー115)
バンスは10度
ソールタイプはSグラインド
ボールはタイトリストのプロV1

ナオ
ナオ

スクエアなリーディングウェッジでシャープなヘッド

小ぶりなので操作性も高そうです

6ヤード位のアプローチショット、人工芝の上からのショットです。
ピンのウェッジといえば抜けの良さは抜群ですがスピン性能はいまいちな先入観がありましたが、とんでもない。
打ち方はもちろんありますが「トンッギュ」で止まります。

スピンアプローチのコツは上から打ちこまず地面を滑らすようにショットします。
緩やかな入射角でヘッドを体のターンと一緒にしっかり回旋する。
ボールをフェースに長く乗せて打つとスピンの利きが絶大です。

練習場で30~50ヤードを打ってみました。
スピンが効いた低い球でしっかりコントロール。

芝のない裸地からのショットも打ってみました。
さすがピン。
抜けがいい。
うすい芝や硬いライからのショットは少ないバンスがおススメです。
(Sグラインド、Bグラインド、Tグラインド)

フルショットでは80~100ヤードを打ちました。
高さがそろったきれいな弾道。
キャリーしたその場所にビタッと止まります。

バンカーショットではEグラインドを使用。
独特な形状で好みは分かれますが、ピン好きのゴルファーにはおなじみの形状。
ビックリするほどスパッと抜けます。

ダフッたりザックリをやってしまうバンカーショットが苦手なゴルファーには超オススメです。

ナオ
ナオ

S159ウェッジのEグラインド、アプローチショットでもザックリしませんよ
スピンより抜け重視のソールタイプです

S159ウェッジ ロフト、グラインド(ソールの削り)の選び方

ヘッドの仕上げはハイドロパールクローム仕上げミッドナイトQPQ仕上げ(Sグラインドのみ)です。

定番の仕上げはハイドロパールクローム仕上げ。

ヘッド素材 8620カーボンスチール
仕上げ ハイドロパールクローム仕上げ / QPQ仕上げ(Sグラインド・ミッドナイトのみ)

ピンゴルフの公式ホームページに「WEBFIT」という便利なツールがあります。
ロフト、ソールタイプをいくつかの質問に答えることによって簡単に導き出せます。
ぜひ使ってみてください。

ピンゴルフ公式ホームページ

ピッチングウェッジを基準にロフト角と本数を決める

ロフトバリュエーションは
46、48、50、52、54、56、58、60、62度の9種類。

現在使用しているアイアンセットのピッチングウェッジのロフト別
S159ウェッジのロフト組み合わせ(参考までに)

使用しているピッチングウェッジのロフトギャップウェッジアプローチウェッジサンドウェッジ
42度以下(ロフトが立っている)46、48度50、52度54、56度
43~45度ナシか48度50、52度56、58度
46~48度ナシか50度52、54度58、60度
使用しているピッチングウェッジのロフト別 組み合わせ

推奨セッティングでは本数が多すぎるという場合は、
PWのロフトが44度くらいの場合「50度、56度」。
PWのロフトが46度くらいの場合「52度、58度」の2本。
(PWのロフトが42度以下またはヘッドスピードが速いゴルファーは飛距離差が大きくなるので本数を増やして調整してください)

プレースタイルに適したグラインド(ソールタイプ)を選ぶ

グラインド(ソールタイプ)は6種類

  • S(あらゆるライから対応可能)
  • W(高い寛容性でミスに強く楽に打てる
  • B(硬い地面でもしっかりボールを拾いたい)
  • H(傾斜やライの影響を受けにくいマニュアル系)
  • T(場所に合わせて自在にフェースを操りたい)
  • E(バンカーから楽に脱出可能)

Sグラインド
シチュエーションを選ばない
オールラウンドなソールタイプ

Eグラインド
バンカーからとにかく出したい
オフセットが欲しい
ハンドファーストで打ちたい

Wグラインド
難しいことは考えず打ちたい
バンカーショットも楽に
ミスに強くやさしい

Bグラインド
跳ねないようにしたい
上手く滑らせたい
チャックリしたくない

Hグラインド
フェースを開きたい
上からドンっと打ちたい
テクニックを使いたい

Tグラインド
ボールをダイレクトに打ちたい
左足よりに打ちたい(右打ちの場合)
閉じたり開いたりと自在に操りたい

ソールタイプSグラインド(ミッドナイトあり)WグラインドBグラインド
ロフト角(度)4648505254565860545658605860
ライ角(度)6464646464.364.364.564.564.364.364.564.564.564.5
バウンス角(度)12121212121210101414141488
標準クラブ長(inch)35.535.535.535.535.2535.25353535.2535.2535353535
総重量(g)・バランス*約441・D2(56 Sグラインド・N.S.PRO MODUS³ TOUR 105・S) /
約463・D3(56 Sグラインド・DG EX TOUR ISSUE・S200)
CLUB PING
ソールタイプHグラインドTグラインドEグラインド
ロフト角(度)5456586058606254565860
ライ角(度)64.364.364.564.564.564.564.564.364.364.564.5
バウンス角(度)101088666101088
標準クラブ長(inch)35.2535.25353535353535.2535.253535
総重量(g)・バランス*約441・D2(56 Sグラインド・N.S.PRO MODUS³ TOUR 105・S) /
約463・D3(56 Sグラインド・DG EX TOUR ISSUE・S200)
CLUB PING

ロフト別バンス角は
46~52度はソールグラインドはSのみで一律12度。

バンス、グラインドを気にするのはおもに54度以上のロフト角の時です。

推奨標準シャフト グリップ

DG EX TOUR ISSUE スチールシャフト

対象ゴルファー
使用しているアイアンセットのシャフトが95~130gのスチールシャフト。

硬さシャフト重さ調子トルク(度)
S131g  ー

NS PRO MODUS TOUR115 スチールシャフト

対象ゴルファー
使用しているアイアンセットのシャフトが90~118gのシャフト。

硬さシャフト重さ調子トルク(度)
S118.5g1.6

NS PRO 950GH NEO スチールシャフト

対象ゴルファー
使用しているアイアンセットのシャフトが60~98gのシャフト。

硬さシャフト重さ調子トルク(度)
S98g1.7

グリップ

360 DYLAWEDGE LITE バックライン無し
一般的なグリップよりも長くなっています。

グリップのシャフト側部分に短く握る目安の線が入っています。
距離の微調整がグリップダウンによってできる配慮です。

ピンウェッジS159 総合評価

ヘッド形状はEグラインド以外はすべて同じです。
プレーヤーのスタイルにあわせて6種類のソールタイプが選択可能。

  • 抜けがよくつっかからない
  • スピン性能が高い
  • スマートなヘッドで構えやすい
ナオ
ナオ

「S159ウェッジ」
正直、弱点が見つからないウェッジに仕上がりました
今後、ボーケイ、クリーブランド、キャロウェイウェッジに続く人気商品になるかも

ピンゴルフ公式ホームページに「WEB FIT WEDGE」という便利なツールがあります。
ロフト、ソールタイプをいくつかの質問に答えることによって簡単に導き出せます。
ぜひ使ってみてください。

クラブピン

種類が多すぎて何を使っていいかわからない、考えるのがめんどくさいという場合は

使用しているピッチングウェッジのロフトギャップウェッジアプローチウェッジサンドウェッジ
42度以下(ロフトが立っている)46.12 S50.12 S56.12 S
43~45度ナシ50.12 S56.12 S
46~48度ナシ52.12 S58.10 S
使用しているピッチングのロフト別 組み合わせ

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

ウェッジショットでピタッと止めるにはスピン系ボールの使用が必須

ゴルフボールにはフェースにしっかり喰いつくボール。
バックスピンが、かかりやすいボールがあります。

下記はおすすめのスピン系ボールです。