究極の打感と最高の転がりを体験してみたくありませんか?
パターだけはプロと同じスペックが使用できる唯一の道具。
ゴルフのスコアの4割くらいはパッティングの打数です。
自分に合う最高のパターでベストスコア更新狙っていきましょう。
「ピン」というパターで打った時の音がメーカー名になったゴルフメーカー【PING】より2022年ニューモデルの削り出しパター【ピーエルディミルドパター】が発売されました。
(2023年、追加で新たに3機種が投入されました)
商品名のPLDとは
P UTTING(パッティング)
L AB (USのPING本社 パター開発室)
D ESIGN(デザイン)
頭文字を集めた名前になっています。
もともとパターが苦手だったピンの創業者カーステン・ソルハイムさんがパターフェースの芯を外して打っても、真っすぐ正確に転がるようにと開発された商品がPING パターの由来です。
こんにちはクラブフィッターのナオです
20年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています
パターヘッドのトゥとヒール部分に重量を配分し芯を外して打った時でも方向性、距離が安定。
高度の柔らかい303ステンレススチールを削り出し、ヘッドを作り上げていく事で絶妙な打感を獲得。
トッププロのこだわりを反映した注目の完全削り出しパター。
トニー・フィナウ、ビクトル・ホブラン、バッバ・ワトソンといったメジャー選手が使用して好結果を残し、渋野日向子が「PLDミルド DS72」(2023年はANSER 2D)に替えたことで更に注目度が増しています。
見た目はシンプルで美しいデザインに仕上げられ、一目見ただけで「いいパターだ」ということがわかります。
スコッティキャメロンやベティナルディ等と比較される高級パターのひとつで、丁寧に扱って長く使いたい商品です。
以前から人気の形、ANSER、ANSER2に加えDS72(マレット)PRIME TYNE4(ネオマレット)の4機種が用意されています。
2023年春、ニュータイプのANSEER2 BLACK、ANSER D、OSLO4の3機種が追加発売されました
PLDパターそれぞれの特徴、試打してみた感想を紹介します。
最新のオススメよく入るパターのことなら↓記事をご覧ください。
PLD(ピーエルディ)パター 7タイプの特徴 合うタイプ
ANSER(アンサー)伝統のモデル
一般的にピン型と言われているモデルです。
ピン創業者のソルハイムさんが商品名をつける際に悩んでしまったのですが、妻ルイーズさんに「答え(ANSWER)」とつけるのはどうかとアドバイスされました。
このパターが難しいパッティングの「答え」になるという意味合いでしょう。
しかし、ANSERというスペル、一字足りないですよね。(正確にはANSWER)
初代アンサーのヘッド後方のスペースには技術的な問題で5文字しか刻印できなかったそうです。
ルイーズさんからのさらなるアドバイス「W」を抜いても発音は変わらないと言われ「ANSER」と名付けることにしたそうです。
ピンの「ANSER」というつづりの違和感に気づいたゴルファーはなかなかの通ですね
初代アンサーと同じ金型で生産され、ヘッドのセンター部分にサイトライン(方向を示す白い線)が入っていないデザイン。
同じピン型のアンサー2と比べると全体的に丸みを感じヘッド長が少し短い。
ヘッドの色はブラックでヘッドを小さく見せています。
上部にサイトラインが入っていないのでフェースのブレード部分を直角にターゲットに合わせます。
打感がよく、しっかりとインパクト音がしますので距離感を出しやすいモデルです。
多少芯を外して打つと、打ち出し方向が左右に散らばります。
右に押し出したくない時は芯の少しヒール側、左にひっかけたくない時は芯の少しトゥ側で打つとうまくいきます。
オーソドックスで構えやすい、繊細な距離感、タッチが可能です
シャフトはブラックのカーボンと銀色のスチールが選べます。(約10gスチールが重い)
(注)通常はブラックのカーボンです。
モデル名 | ヘッド重量(g) | 標準ライ角(度) | 標準ロフト角(度) | 標準シャフト長(インチ) |
ANSER | 350 | 70 | 3 | 34 |
ANSER2(アンサーツー)長めのヘッドとサイトライン
数多くのメジャー制覇者が使用した名器。
ヘッドのセンターにサイトライン(ターゲットを示す白いライン)が入っています。
同じピン型のANSERと比べると全体的に角ばった感じでヘッドが少し長い。
ヘッドの色はシルバー、ヘッドを大きく見せている要因のひとつです。
ANSERと違うのはヘッド色、少し角ばって長いヘッド、ヘッド上部にサイトラインが引いてある点です。
ターゲットラインに対して真っすぐサイトラインを合わせて打ちます。
ヘッドが少し長いので安心感があり、ラインをイメージしやすくなっています。
打感はANSERと同じで心地よく、しっかりしたインパクト音で距離感が出しやすいモデルです。
性能もANSERと同じで芯を外すと打ち出しが多少左右に散らばります。
色や見た目、上から見た時の好みでANSERかANSER2を選ぶといいでしょう。
ヘッドがストローク中、回転しやすいのでインサイドTOストレート、アウトサイドTOストレートの軌道でストロークします。フォローを真っすぐ出すイメージですね
シャフトは銀色のスチールかブラックのカーボンが選べます。
(注)通常は銀色のスチールです。
モデル名 | ヘッド重量(g) | 標準ライ角(度) | 標準ロフト角(度) | 標準シャフト長(インチ) |
ANSER2 | 350 | 70 | 3 | 34 |
ANSER2 BLACK アンサーツー (追加モデル)
2023年春に発売のニューモデル。
ANSER2シルバーのブラックバージョンです。
ヘッドのセンターにサイトライン(ターゲットを示す白いライン)が入っています。
同じピン型のANSERと比べると全体的に角ばった感じでヘッドが少し長い。
ヘッドの色はブラック、ヘッドがシャープに見えます。
ANSERと違うのはヘッド色、少し角ばって長いヘッド、ヘッド上部にサイトラインが引いてある点です。
ターゲットラインに対して真っすぐサイトラインを合わせて打ちます。
ヘッドが少し長いので安心感があり、ラインをイメージしやすくなっています。
打感はANSERと同じで心地よく、しっかりしたインパクト音で距離感が出しやすいモデルです。
性能もANSERと同じで芯を外すと打ち出しが多少左右に散らばります。
黒いヘッドがシャープでカッコいい。
性能、特徴はANSER2シルバーと同じです
モデル名 | ヘッド重量(g) | 標準ライ角(度) | 標準ロフト角(度) | 標準シャフト長(インチ) |
ANSER2 | 350 | 70 | 3 | 34 |
DS72(ディーエスナナニー)人気のハーフマレット
ストレートタイプのミッドマレット。
ヘッドの重さがあるので振り子のようにストロークしやすいモデルです。
真っすぐ構えた時にフェース面がシャフト半分グース、フェースバランスになっています。
ヘッドの色はシルバー。
安定感のある形でショートパットを左にひっかけにくいモデルです。
振り子のようにヘッドを振るとフェースが自然に真っすぐ動こうとしてくれます。
シャフトは銀色のスチール。
フェースバランスのためヘッドの直進性が強い
ショートパットをひっかけるゴルファーにピッタリです
モデル名 | ヘッド重量(g) | 標準ライ角(度) | 標準ロフト角(度) | 標準シャフト長(インチ) |
DS72 | 365 | 70 | 3 | 34 |
PRIME TYNE4(プライム タインフォー)コンパクトな角型
操作性に優れたコンパクトな角型。
ANSERのヘッドよりフェース長は短くコンパクト。
他メーカーのパターヘッドでも人気の形です。
真っすぐ構えた時にフェース面がシャフト半分グースになっています。
ヘッドの色はブラックで角型ながら小さく見えます。
打感はピン型のアンサーに負けないくらい繊細。
コンパクトなヘッドサイズのおかげで操作性が高く、微妙な距離感も出しやすくミスヒットにも強い優れものです。
シャフトはブラックですがスチールシャフト。
人気の角型
安定感がありながら操作性の高いすぐれものです
ネックはプロツアーでも増加中のショートスラントネック。
現在、高慣性モーメントのマレットヘッドでショートスラントネックのモデルが増えているのは、ショートスラントネックにすることでテークバックで開いたフェースがインパクトでスクエアに戻りやすいからです。
ショートスラントネックは反応が速く操作性が高いのですね。
モデル名 | ヘッド重量(g) | 標準ライ角(度) | 標準ロフト角(度) | 標準シャフト長(インチ) |
PRIME TYNE4 | 360 | 70 | 3 | 34 |
ANSER D アンサーディー ツアーの感性から生まれたソール幅の広いANSER
2023年追加されたニューモデル。
ピン型アンサーパターを使いたいのだけど、フェースの安定性に不安があるゴルファー向け。
ANSERやANSER2よりヘッドが大きく重心が深いので芯を外してインパクトしてもフェース面が変わりにくい。
プロツアーでも最近は人気の型です。
ヘッドの重さがあり、安定性があるので安心感があります。
ANSER2よりフェースの長さは短い。
フェースの高さは同じくらいです。
使用するプロが増えてきました
安心感があるのでしょうね
モデル名 | ヘッド重量(g) | 標準ライ角(度) | 標準ロフト角(度) | 標準シャフト長(インチ) |
ANSER D | 365 | 70 | 3 | 34 |
OSLO4 オスロフォー 小ぶりで構えやすいショートネックのマレット
2023年追加されたニューモデル。
安心のマレット型なのですがヘッド後方の厚みが薄く、重量を抑えているので操作性が抜群。
打感を感じやすいので、大型マレットにありがちな「思ったより飛んでしまった」と言う大オーバーの心配がありません。
トップブレードの形状と長いサイトラインのおかげでターゲットにスクエアに合わせやすい。
ネックはプロツアーでも増加中のショートスラントネック。
現在、高慣性モーメントのマレットヘッドでショートスラントネックのモデルが増えているのは、ショートスラントネックにすることでテークバックで開いたフェースがインパクトでスクエアに戻りやすいからです。
ショートスラントネックは反応が速く操作性が高いのですね。
スクエアにインパクトしてこそマレットの芯の広さが活きます
モデル名 | ヘッド重量(g) | 標準ライ角(度) | 標準ロフト角(度) | 標準シャフト長(インチ) |
OSLO4 | 375 | 70 | 3 | 34 |
ピン PLD ニューモデル7種 まとめ 評価
PLDミルドパターには7種類のヘッドがあります。(左用もあり)
個人的にはDS72やPRIME TYNE4のセンターシャフトがあればいいのにと思うのですが…
ANSER、ANSER2パターはシャフトをカーボンかスチールで選択できます。
カーボンシャフトのほうが7~8グラム軽く、少ししなり感が出るので好みに合わせて選んでください。
個人的な感想ですがカーボンシャフトはヘッドがごくわずかに遅れてインパクトを迎えてくれるような印象です。
転がりがよくなったりひっかけにくくなったりするかも?
ヘッドの選別方法
繊細なタッチ | ひっかけにくさ | 芯の広さ | ヘッドの直進性 | |
ANSER | ◎ | △ | △ | 〇 |
ANSER2 ANSER2 BLACK | ◎ | △ | △ | 〇 |
DS72 | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
PRIME TYNE4 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ANSER D | 〇 | △ | 〇 | 〇 |
OSLO4 | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
ANSER ANSER2 DS72のヘッドカバー
PRIME TYNE4のヘッドカバー
OSLO4のヘッドカバー
最後までお付き合いいただきありがとうございました。