2023年12月 マークダウン商品になりました。
定価 ¥27,500(税込)→お買い得になっています。
パター、ウッド、アイアンで近年人気モデルを出し続けているピンゴルフから、グライド4.0ウェッジが発売されました。
低めに打ち出されたアプローチショットがピンの根元でギュギュっと止まる。
プロの様なカッコいいアプローチショット打ってみたいですね。
構えた感じはすっきりしていてきれいな顔立ち。
バックフェースもシンプルなデザインでカッコいい。
ザックリしにくくスパッとぬける。
驚きのスピン性能と圧倒的な抜けのよさを誇るPINGのグライド4.0ウェッジを紹介します。
今使っているアイアンのピッチングウェッジのロフトに合わせてアプローチ、サンドウェッジを組み合わせることができる多彩なロフトバリエーション。
サンドウェッジ(54~60度)はソール形状、バンスも4種類から選べます。
こんにちは
クラブフィッターのナオです
20年以上ゴルファーのクラブ選びのアドバイスをしています
スピンウェッジが大好きな私が様々なメーカーのウェッジを試打してきた中で「これはスピン効くな」と思ったグライド4.0ウェッジを試打レビューします。
タイトリストボーケイウェッジやクリーブランドウェッジなど有名モデルほどの知名度はありませんが、にわかに人気が出てきているウェッジです。
ピッチングウェッジのロフト別、GLIDE4.0ウェッジのロフト組み合わせ(参考までに)
ピッチングウェッジのロフト | ギャップウェッジ | アプローチウェッジ | サンドウェッジ |
42度以下(ロフトが立っている) | 46度 | 50度 | 56度 |
43~45度 | ナシ | 50度か52度 | 56度か58度 |
46~48度 | ナシ | 52度か54度 | 58度か60度 |
2022年最新モデル グライド4.0 試打 検証
試打したクラブはGLIDE4.0ウェッジ Sグラインド58度 DG EX TOUR ISSUE S200
人工芝の上から10ヤード程の距離をショットして検証してみました。(ボールはタイトリストプロV1)
20ヤード以上のショットは練習場で試打しています。
構えた感じはオーソドックスな形状で好きな顔です。
EYE2グラインドモデルは独特な形状なので好みが分かれます
グリップが他メーカーのウェッジよりも長く、振った感じヘッドが少し軽く感じるのですが、ヘッドバランスはD3(DGの場合)あり、ヘッドの重さを十分感じることができます。
10ヤードのアプローチではフェースを少し開き、緩やかな入射角でリーディングエッジの1、2本目でインパクトするイメージでショットしました。
インパクトの瞬間ボールがフェースにくっつき少し低めの角度で飛び出します。
打ち出されたボールは2バウンド目にギュギュっとスピンが効きその場に止まります
フェースを閉じてやや右足よりにボールを置き、低めの転がしアプローチを打ってみると出球がやわらかくスピンが効いた飛びすぎないショットが打てました。
最近はやりのフェース全面溝ではなくオーソドックスな溝タイプです。
フェースの先っぽで打つと球の勢いをころして、ちょうどいい転がりのボールを打つ事もできます。
練習場で30~50ヤード位のショットで試してみても、打ち出し低めの強烈スピンボールが簡単に打てました。
スタンスの左足よりにボールをセットすれば高いロブショットも打てます。
正直、フルショットはどのウェッジで打ってもロフト、シャフトが同じならそれほど変わりはないと思います。(トップアマやプロゴルファーなら違いが分かるかもしれませんが)
グライド4.0ウェッジ 特徴 仕様
ヘッド素材・・・8620カーボンスチール
仕上げ・・・ハイドロパールクローム仕上げ
究極のスピン性能を誇る新フェース
ピンカタログより
番手別の削り出し溝とエメリーブラスト、疎水性の高いハイドロパールクローム仕上げにより、濡れた状態やラフからでも安定したスピン量と理想の摩擦力を可能に。
打感と寛容性に優れた新構造
ピンカタログより
ヘッド素材には、軟鉄8620カーボンスチールを採用。更に、エラストマーCTPを36%拡大し、心地よい打感と打球音を実現する。極限まで重量周辺配分設計された新構造で、寛容性に優れ、ミスヒットにも強い。(前作比/当社調べ)
バックフェースにエラストマーCTPが取り付けられているおかげで、インパクト時の振動を極限まで抑えてくれます
ブレないヘッドですね
リーディングエッジに最も近い1本目の溝が進化しているおかげか、薄めのインパクトでも十分なスピン量でよく止まります。
フェース上の溝は番手ごとに間隔と角度が設計されていて、求められる最適なスピン量が実現されています。(54度以上は溝の角度が鋭角)
50~52度は溝の側壁角度が20度。
54~60度は溝の側壁角度は28度。
グライド4.0ウェッジ ソールタイプ バンスの種類 おすすめなゴルファー
写真はSグラインドソール。
ソール形状の選択は54~60度のウェッジのみです。(46~52度はSグラインドのみです)
Sグラインド
あらゆるライからでも対応可能。
オーソドックスな形状。
適度なバンス角で構えやすい。
インパクトの入射角が緩めではらって打つタイプ、多少ダウンブローで打つタイプ、両方のゴルファーに合います。
バンス角は46~56度は12度。58と60度は10度。
EYE2グラインド
バンカーから楽に脱出可能。
初代PING EYE2アイアンを受け継ぐ独特な安心感のある形状でネック部分に少しグースが入っているように見えます。
ヘッドの形状のおかげかソールの広さの影響かバンカーでの抜けは抜群。
フェアウェイやラフからのショットでもチャックリしにくくスパッと抜けます。
ダウンブローにインパクトし多少ターフをとっていくタイプのゴルファーに合います。
バンス角は54と56度が10度、58と60度が8度です。
Wグラインド
最もソール幅が広く、ダフリ防止に効果的。
スマートな形状のウェッジが使いたいけどチャックリ、ザックリは防ぎたい。そんなゴルファーにピッタリ。
フェースはストレートで構えた時の見た目はSグラインド、Tグラインドと変わらない。
バンスが効いてソール幅が広いのでバンカーも楽々脱出できます。
ダウンブローにインパクトしターフをとっていくタイプのゴルファーに合います。
バンス角は54、56、58、60度いずれも14度。
Tグラインド
グリーン周りからの多彩なショットに最適。
4タイプの中では一番操作性の高いモデルです。
バンス角が小さく、ソール幅も狭いので絶妙な距離感、スピンコントロールに優れたモデルです。
フェースを開いたり閉じたり自由自在に使います。
チャックリ、ザックリしやすく、アプローチ上級者ご用達モデルで難易度は高めです。
インパクトの入射角度が緩やかなゴルファーに合います。
バンス角は58,60度で6度です。
基本スペック(左用もあり)
ソールタイプ | Sグラインド | EYE2グラインド | Wグラインド | Tグラインド |
ロフト角(度) | 46 50 52 54 56 58 60 | 54 56 58 60 | 54 56 58 60 | 58 60 |
ライ角(度) | 64 64 64 64.3 64.5 | 64.3 64.5 | 64.3 64.5 | 64.5 |
バンス角(度) | 12 12 12 12 12 10 10 | 10 10 8 8 | 14 14 14 14 | 6 6 |
標準クラブ長(インチ) | 35.5 35.25 35 | 35.25 35 | 35.25 35 | 35 |
シャフト名 | NSプロモーダスツアー115 | NSプロモーダスツアー105 | NSプロ950GHネオ | DG EX ツアーイシュー |
重量(g) | 118.5 | 106.5 | 98 | 131 |
トルク(度) | 1.6 | 1.7 | 1.7 | ー |
キックポイント | 元 | 元 | 中 | 元 |
シャフトはスチールでフレックスSです。
ウェッジのシャフトは使用しているアイアンと同じ重量か少し重いシャフトがおススメです。
標準装着グリップはLAMKIN CROSSLINE 1150(バックライン無し)
写真のように一般的なグリップより少し長めの設定になっています。
ピン グライド4.0ウェッジ 総合評価
正直なところ様々なクラブメーカーの中で、ゴルファーの使用率が高いメジャーなウェッジではありません。(ピンと言えばパターのイメージが強いので)
しかし、この シンプルなデザイン、スピン性能、抜けのよさ などを気に入ってファンになるゴルファーも少しずつ増えてきています。
素材には高度の柔らかい8620カーボンスチールを使用し打感と打球音にもこだわっています
クラブメーカーピンのファンだけではなく、他のメーカーアイアンを使っていても違和感なくマッチするウェッジ。
PING GLIDE4.0 WEDGEでした。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。