こんにちはクラブフィッターのナオです
20年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています
以前、テレビでアメトークのゴルフ大好き芸人の放送を見ました。
その番組でプレッシャーパターという出場芸人全員が連続で1mのショートパットを入れたら景品ゲットみたいな企画があったのです。
1番最初に打ったアンタッチャブルの柴田さんは震えながらもうまく決めたのですが、2番手のタカトシのトシさんは外してしまいました。(二人ともなかなかの腕前です)
泣きのもう1回チャレンジでもトシさんはヘナヘナと左に外してしまったのです。
プレッシャーもあったのでしょうがよく見てみると、ボールを打つ前に結果が気になってしまい体が大きく動いてしまっています。
その結果ボールに当たる瞬間にフェース面の向きが変わってしまい、狙ったところに飛ばなかったのです。
本人は「緊張して手がうまく動かなかった」とも言っていましたので、グリップが緩みタッチやフェース面の向きが狂ったのも原因のひとつでしょう。
テレビや舞台で緊張することにも慣れている芸人さんでも、決めなければいけないショートパットは手が震えるほど難しいものなんだなと、あらためて痛感しました。
私たちが緊張して入らないのも当然です。
スコア90台を目指すゴルファーにとってパターの打数は非常に重要になってきます。
1ラウンドのパッティング打数が40打以上になってしまうとショットにかかる負担が大きくなってしまいます。
そこでパターの打数を1つでも減らせるように重要なポイントを解説してきます
おすすめのパター練習機については↓記事を参考にしてください。
【超効果的 パット練習ドリル】おすすめパターマット 練習器具
ターゲットに対して正確に構える
パターが苦手な人のアドレスを見ると、打ちたい方向に対してまっすぐ構えられてない場合が多いです。
真っすぐなラインを打つときにフェースが右を向いて構え、打つ瞬間フェースを閉じてまっすぐ打つ。
あるいは逆のパターンも。
こうなると打つたびにインパクトの瞬間微調整しないといけなくなり、その時の調子によってパッティングの結果が大きく変わってしまいます。
長年パターフィッティングをしているので気付いた事なのですが、このパターンに当てはまる人は大変多いのです。
- 打ちたいラインに対してまっすぐ構える。
- フェース面をラインに対して直角に合わせる。
練習グリーンなどでアドレスをとった後、スタンスの位置にシャフトを置き、それを後ろから見てまっすぐ構えられているもかチェックしてみてください。
グリップや打ち方よりも重要なポイントです
距離感を大事にする
感覚的なことですが、ボールの転がるスピードをイメージするのです。
ラウンド中、一緒に回っている人がパターを打った時はインパクトした瞬間すぐにオーバーするかショートするかわかることがありませんか?
打った瞬間の打ち出しスピードで脳が素早く計算し、強いか弱いか判断しているのです。
人間の脳はすごいですね。
ラウンドする前に必ず練習グリーンでボールを転がしましょう。
傾斜のないフラットな場所を探しそこでミドルパットとロングパットを練習します。
その時に自分なりに3メートルならこれくらいの転がるスピード。
10メートルならこれくらいとボールの転がるスピードを覚えておきます。
本番では練習グリーンで転がしたスピードを参考にしてプレーします。
毎回うまくはいかないかもしれませんが、慣れてくると想像の中でボールの転がるスピードと現実の転がるスピードが近くなってきます。
素振りの時にカップまで転がっていくボールのスピードと転がっていくラインを想像します
距離感とは感覚なのでイメージするしかありません。
ショットもそうなのですが、打つ前にリアルに弾道を想像できるかということが大変重要です。
そのイメージがないとどうやって体を動かしていいのかわからないのですから。
もう一つ重要なことは、ショートパットを強く打たないことです
20センチオーバーまでには止まるくらいの強さで狙ってください。
本当はもう少し強く打ったほうが傾斜や芝の影響を受けずカップインしやすいのですが、外して1メートルオーバーしたら次にまたプレッシャーのかかるパッティングが残ってしまいます。
プロや上級者であれば返しのパットも難なく決めることができるのですが、100切りを目指すゴルファーはぜひジャストタッチで打ってください。
1メートルくらいのショートパットは50%くらいは外れるもんですよ
簡単なパターを使う
パターの種類はピン型パター、マレットパター、ネオマレットパター(ヘッドが大きい)等いろいろあります。
フェースバランスのパター(パターのシャフト部分を台に乗せフェースを宙ぶらりんにした状態でフェースが上を向くパター)でマレットパターやヘッドが大き目のネオマレットパターを使用してください。
フェースバランスのパターというのは、グリップ側を持って振り子のようにヘッドを前後に振った時、フェースが回転せずまっすぐ動こうとします。
つまり構えた方向に対してフェースが真っすぐ動きやすいということです。
そして、マレットやネオマレットパターは芯を外してフェースの先やヒール打った時でもフェースが回転しにくく、さらに距離差も出にくくなっています。
ヘッドが大きいほど芯が広いということです。
そのかわり、ヘッドが大きくなるほど打感が鈍くなり距離感を出しにくくなることがありますので、自分の感覚にフィットするパターを選んでください。
あなたに合うパターはどれ?↓記事も参考にしてください
ショートパットを大切に
1メートルほどのパッティングがゴルフの中ではかなり重要で、経験を積むほど難しくなってきます。
- ボールの真ん中をパターの芯で打つこと
- ボールを打ち終わるまで顔、肩を左右に動かさないこと(縦に動かすのはオッケー)
- 手首の角度を固定して打つこと
- 打ち出す方向を決めたら、距離感だけを考えて打つ
この4点の基本を守れば、カップインの確率は格段に上がります。
ぜひ実践してみてください。
以上100を切るためのパッティングの極意でした。
パッティング次第でゴルフのスコアは大きく変わります。
ショットイズショー パットイズマネーです
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
センターシャフトパターについては↓記事を参考にしてください