【アプローチウェッジの選び方、効果的な使い方】 ザックリ、トップでお悩みのゴルファー必見 

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ドライバー、アイアンショット完璧でピンまであと30ヤード、ピッタリ寄せてバーディだと思っていたのに、そこからザックリ、トップでズタズタに崩れちゃった😢という苦い思い出はありませんか?

グリーン近くまで来て、ライ(ボールがある地面)のいい状態なのにうまく打てない、アプローチショットをするのがどうも苦手だというゴルファーは意外と多いと思います。

実は私も昔スランプに陥ったことがあります。

ボールに上手く当てることばかり考えて、落としどころやラインなどを考える余裕はなくなります。

バンカーや上げるショットはできるのですが、何の変哲もないピッチエンドランの基本的なアプローチがとにかく苦手でした。

様々な道具を試しアプローチショットのスランプを克服した経験から効果的な方法を解説します。

アプローチイップスの重傷者には大変参考になりますよ。

ナオ
ナオ

こんにちはクラブフィッターのナオです

20年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています

チッパー(アプローチ専用クラブ)を使う

チッパーとはヘッドの底が広く少し丸くなっていて、地面に突き刺さらずに滑ってくれるようにデザインされたアプローチお助けクラブです

長さもパターと同じくらいの長さなので、パターと同じような感覚でアプローチショットができます。

ゴルフの規則でラウンドに所持できる本数の制約は14本までと決められていますが、スプーンやロングアイアンを抜いてでもチッパーを入れるべきです。(格好いいチッパーも販売されていますよ)

使用する距離は30ヤード以内がおススメですが、どうしてもアプローチが苦手な方は50ヤードくらいまでは使用可能です。

ナオ
ナオ

ただし、チッパーは大きなミス(ザックリ)を防ぐことに特化して作られていますので慣れないと繊細な距離感がだせません

少し専門的な話なのですが、チッパーは構造上ボールに当たる前にソール(底の部分)が地面に接触してしまうためボールに当たる力やスピン量が微妙に変わってしまうのです。

そのため同じ強さで打ったつもりでも、地面からの抵抗で飛ぶ距離が微妙に変わってしまいます。

ピン周り5ヤードくらいの範囲に寄せられればオッケーの気持ちで使ってください。

チッパーのロフトは8番アイアンや9番アイアンくらいのロフトになっていますので、上げて止めるアプローチショットはできません。

グリーン周りのバンカーはピンから離れたところに打つことになっても徹底的に避けてください。

どうしても上げなくてはいけないときは、そこに打った自分が悪いとあきらめ、サンドウェッジやアプローチウェッジでチップショット(球を上げるショット)にチャレンジしてください。
大きく振ることができるので意外とうまくいくことがあります。

チッパーの打ち方のコツは、パターの様に打ち(手首のコックを使わずはらう)ほんの少しだけダウンブローにヘッドを入れてショットする事です。
インパクトでヘッドを止めてフィニッシュではなく、フォローを出すことも重要です。

繊細なタッチは出せないのですが、常に70点くらいの出来で大きなミスがなく、アプローチイップス重傷者にとっては重宝される道具です。

とにかく転がす

アプローチショットをするゴルファーとゴルフクラブカート

言葉通りです。

グリーン周りにきたらまずパターを使う。

パターならザックリ、トップはありませんよね。(たまにボールの手前の地面をたたくダフリはありますが)

芝の長さの関係でどうしてもパターが使えない場合は、9番アイアンやピッチングウェッジで低く転がる球をイメージして打つ。

ナオ
ナオ

上げようとしないことが転がしアプローチショットのコツです

打ち方はチッパーと同じで、手首のコックをほどかない様にパターの様に打ちます。

ヘッドのヒール側を少し浮かせボールの近くに構えると手首が固定されやすくなります。

またヒール側を浮かせてショットすると地面への接地面が減るので抵抗が少なくぬけがよくなります。

手首を緩めて使うと転がしでもチャックリしてしまうので、なるべく ヘッドを鈍角にボールにあててください

グリーンに直接キャリーさせるとオーバーしてしまうことが多くなるので、手前のカラーやフェアウェイにワンクッションツークッションさせてボ-ルの勢いを弱くします。
この感覚が最初は難しいのですが、慣れるとまずまずピンに寄るようになります。

クッションは地面の硬さや芝の長さによって抵抗が読めないこともありますので、ピンそば3ヤードくらいに寄せられればオッケーとしましょう。

打ち方を理解し、練習する

逆手でアイアンを振る少年

アプローチの打ち方は人それぞれで正解はありません。

手首を柔らかく使う人もあれば、固定して体のターンで打っていく人。

練習量を多くとれる人や昔からゴルフをしていてアプローチの感覚が鋭く器用な人は、手首を柔らかく使って打つことができます。

しかしアプローチに悩んでいるゴルファーは、なるべくパターを打つときの様に手首を固定してショットしてください。

アプローチショットをするときのボールの位置がザックリを怖がって右足のさらに右のほうに構える人がいます。(以前の私です)
このように構えると必然的にヘッドがボールに対して鋭角に入ってきますので、ボールにきっちり当たらないとザックリが出てしまいます。
ザックリが怖くなって球の位置をさらに右においてしまうという悪循環におちいってしまいます。(凄い構えですよ)

ボールの位置は右足寄りでもいいのですが、右足よりは内側(右足つま先からスタンスの中心の間)に置き、ヘッドをなるべく鈍角(緩やか)に入れてください。

すこーし上からヘッドを入れて地面を滑らすようにショットする感覚です。
ボール手前の地面からヘッドを引きずるようにフォローまでスピードを緩めず振りぬく感じでもオッケー。

少しフェースを開いてアドレスすると、バンスが使えてリーディングエッジが地面に刺さりにくくなります。

アプローチウェッジやサンドウェッジを使ってピンに寄せる時でもチッパーや9番アイアンで打つようにするとうまくいきます。

またクロスハンド(右手と左手を逆にするグリップの持ち方)で練習してみると手の使い方がよくわかります。

とっておきの練習方法 2パターン


ボールの手前20センチほど後方にヘッドを置きます。
そこから地面を引きずりながらショット(テークバックなしでトップから直接ショット)。
9番アイアンなどロフトが立ったクラブでショットがコツ。
アプローチショットがびっくりするほど簡単にできます。
(注)ラウンド中、実際にやったらルール違反になります。


ピンまで残り20~30ヤード、手前に障害物がない場面でパターを使って転がし寄せる練習をしてみてください。
パターでショットした感覚を植え付けて実際にアプローチウェッジでパターで打った時と同じように打ってみるのです。
アプローチウェッジを使ってパターのようにはらうショットが身につきます。(チャックリしにくい)
(注)パターではフルショットや強い力で打つのは破損の原因になりますので、注意して使用してください。

ナオ
ナオ

2つとも入射角を緩やかにする練習ですね

効果的ですよ

以上アプローチで困った時の対処法でした。
チッパーや9番アイアンでアプローチをしてうまくいきだすと、自然にアプローチウェッジも使えるようになってくることもあります。
ゴルフのスコアメイクはアプローチショットの出来にかかっています。
うまくなって楽しくラウンドしたいですね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。