【試打評価】G440MAXフェアウェイウッド　ピン最新モデルの飛距離性能は？4番ウッドもあるよ！

今や人気メーカーとなったピンゴルフより待望の新作G440シリーズ2025年モデル、フェアウェイウッドが発売されました。

飛距離とやさしさと高弾道を実現したピンのフェアウェイウッド。
前作よりもディープフェースになった形状でブレない飛び重心を実現。
3番ウッドでは球が上がらなくて難しい。そんなゴルファーにむけて4番ウッドがバリュエーションに追加。

最新G440MAXフェアウェイウッドはクラウン部分のカーボンの範囲を広げ余剰重量を下部に配置。
高打ち出しで低スピンの飛び重心で高さと飛距離を両立したそうです。

2025年モデルのピンフェアウェイウッドはMAX、SFT、LSTの3種類。
その中のスタンダードモデルG440MAXフェアウェイウッドを試打検証します。

G440MAXフェアウェイウッドの番手構成は＃3（15度）、＃4（17度）、＃5（19度）、＃7（21度）、＃9（24度）です。4番（17度）が追加されたため5番ウッドは18度から19度へ変更。

おすすめの組み合わせは「＃3、＃5」か「＃4、＃7」。
フェアウェイウッドが得意なら3番アイアン、ユーティリティの代わりに＃9もいいですよ！

はじめに言ってしまうとすべての番手で飛距離性能、上がりやすさが格段に進化したフェアウェイウッドです。

他メーカーで比べてみたいフェアウェイウッドについては↓記事をご覧ください。

G440MAX 4番（17度）シャフト PING TOUR2.0 CHROME65（S）　試打

まずは評判になっている4番（17度）ウッドを試打してみます。しっかり振ってみました！

	ヘッドスピード	打ち出し角	バックスピン	サイドスピン	キャリー	飛距離
1球目	43.0	15.7	2867	-126	222	231
2球目	42.3	17.6	3270	48	215	223
3球目	42.9	16.3	2604	-347	222	232
平均	42.7	16.5	2914	-142	220	229

3番ウッドは苦手。でも5番ウッドでは飛距離が物足りない。そんなゴルファーに待望の4番ウッド。
ロフトは可変式スリーブのおかげで±1.5度の調整ができるのですが、それではフェースアングルが変わってしまいますからね。
フィッティングの現場でもお客様に「4番ウッドがあったらいいのに」と言われていました。本当にありがたい商品です。
長さは3番ウッドと同じでヘッドが少しだけ小さい。ロフトがある分だけボールを簡単にひろえます。
地面から打つショットの飛距離は、ほとんどのゴルファーが3番ウッドと4番ウッドであまり変わらないでしょう。

さっそく試打してみました。
全球、快心のショットと言う感じではあまりありませんでしたが、結果はいい。
ヘッドスピード42.7m/sで平均飛距離229ヤード。
高弾道、低スピンで飛距離がでる。
打感はしっかりめでカチッとしたインパクト音が心地よい。

純正シャフトのPING TOUR2.0 CHROME65もいいですね。振りやすくコントロール性が高い。
ドライバーのヘッドスピードが速い（45m/s～）ならPING TOUR2.0 CHROME 65（56g）は重量が少し軽いので5番、7番、9番ウッドはPING TOUR2.0 CHROME 75（64g）にしてもいいでしょう。

G440MAX 5番（19度）　シャフト PING TOUR2.0 BLACK65（S）　試打

5番ウッドはフェアウェイウッドの中では1番使用されている番手。
飛距離性能と寛容性の高さが両立した重要なクラブです。

	ヘッドスピード	打ち出し角	バックスピン	サイドスピン	キャリー	飛距離
1球目	42.1	18.3	3456	-454	210	217
2球目	43.7	17.8	4300	62	215	222
3球目	43.5	14.6	4307	62	211	219
平均	43.1	16.9	4021	-110	212	219

前作よりディープフェースになったとのことなのですが、構えた感じはディープ感は全くありません。
ほぼストレートな弾道で平均219ヤード。よく飛びますね。
打ち出しが高く、バックスピンが適正なきれいな弾道。
薄めにインパクトしてもしっかり球を拾ってくれます。

PING TOUR2.0 BLACK65シャフトはアスリートゴルファー向けのシッカリしたシャフトです。
フッカー、左に行かせたくないゴルファー、弾道の高さを抑えたいゴルファーに合います。

G440MAX 7番（21度）　ALTA J CB BLUE（SR）　試打

7番ウッドはアイアンで言えば2番アイアン、19度のユーティリティと同じくらいの距離を高弾道で打てるクラブです。

	ヘッドスピード	打ち出し角	バックスピン	サイドスピン	キャリー	飛距離
1球目	39.2	20.5	4803	345	179	184
2球目	38.4	20.9	3573	364	184	191
3球目	38.2	19.3	4642	113	176	181
平均	38.6	20.2	4339	274	180	185

フェースは少し開いて入っているのですが、抜群のつかまり。
高弾道でキャリーが平均180ヤード。
ランも少ないのでグリーン上でしっかり止まります。まっすぐな弾道で飛距離も十分。
7番ウッドは3、4、5番ウッドとは違いバックスピンがしっかり入ります。
そのため、つかまりがよく曲がらず、よく上がる。
ショートウッドはこうでないと使いにくいんですよね。

純正のALTA J CB BLUEシャフトは先端部分のしなりがあり、簡単に球を拾い弾いてくれます
フェアウェイウッドで「球が上がらない、スライスがでて困る」ゴルファーにピッタリ。

G440MAXフェアウェイウッド　ヘッド　シャフト　詳細　

3番（15度）、4番（17度）、5番（19度）、7番（21度）、9番（24度）とあります。
珍しく4番（17度）、9番ウッド（24度）があるので、3番ウッド、ユーティリティや3番アイアンが苦手なゴルファーにとってはお宝クラブになります。

±1.5度ロフト可変式（カチャカチャ）ヘッドなので弾道の高さ調整も簡単。
高弾道でやさしく飛距離性能の高いフェアウェイウッドです。

テクノロジー

新しいカーボンフライ・ラップ・テクノロジーはカーボンの範囲を広げ、クラウン部分の余剰重量を下部へ配置して低重心設計に。高打ち出しで低スピンの飛び重心で高さと飛距離を両立したフェアウェイウッドへ進化。
ヘッド内部のホーゼル部分を軽量化することで低重心化し「飛び重心」へ。高弾道で最大飛距離を実現。
ミスヒット時でもスピンを安定させるバルジ、ロール設計の「スピンシステンシー・テクノロジー」を搭載。フェース上下のミスヒット時でも飛距離ロスを抑える。

クラブ　ピン

クラブスペック

ヘッド素材
FORGEDマレージング鋼C300(フェース)
17-4ステンレススチール(ボディ)
カーボン(クラウン)
総重量約318g　バランスD2（＃5　ALTA J CB BLUE　SR）

番手	＃3	＃4	＃5	＃7	＃9
ロフト角（度）	15	17	19	21	24
ヘッド体積（CC）	186	180	174	165	157
ライ角（度）	57.5	57.5	58	58.5	59
標準クラブ長（インチ）	43	43	42.5	42	41.5

ヘッドソール部分についているウェイトは約12g。
（注）取り換えはできません

標準設定のシャフト＆グリップ　詳細

純正として使用されているシャフトは3種類。

軽くてつかまる　ALTA J CB BLUE 　カーボンシャフト

フレックス	R	SR	S
重量（g）	46	50	54
トルク（度）	4.1	4.0	3.9
キックポイント	先	中先	中

標準的なシャフトです。
Rシャフトの重量を46gと軽くし、ヘッドスピードが速くなくパワーがないゴルファーでも簡単に振りきれる設定。
シャフト先端部分のしなりが強いため、つかまりがよく球が上がりやすい。
スライサー、弾道が低いゴルファー向け。
Sシャフトは一般的なモデルと比べるとしっかりしています。

重さを感じてしっかり振れる　PING TOUR2.0 CHROME

PING TOUR 2.0 CHROME65

フレックス	R	S	X
重量（g）	51	56	60
トルク（度）	4.4	4.2	3.8
キックポイント	中	中元	中元

PING TOUR 2.0 CHROME75

フレックス	R	S	X
重量（g）	62	64	67
トルク（度）	3.6	3.3	3.1
キックポイント	中	中元	中元

以前のモデルから続く人気のPING TOURシャフト。
ALTA J CB BLUEでは重量感が少し物足りない、曲がってしまうゴルファー向け。
CHROME65シャフトは数値の割には重さを感じるシャフトです。
しっかり叩いてもふけ上がりにくく、いわゆるツアーシャフト。
CHROME75はさらに重量感を感じ、少しハードになります。
トルク数値が緩めなせいか、つかまりがよく使いやすいシャフトです。

フック、ふけ上がりを防ぐ　PING TOUR2.0 BLACK

PING TOUR 2.0 BLACK65

フレックス	S	X
重量（g）	54	61
トルク（度）	3.8	3.5
キックポイント	中元	手元

PING TOUR 2.0 BLACK75

フレックス	S	X
重量（g）	67	70
トルク（度）	3.2	2.9
キックポイント	中元	手元

前回から展開されている新シャフト。
先端部分のしなりが硬く、インパクトでヘッドの返り過ぎを抑える効果があります。
ふけ上がりを抑え、力強い弾道を打つ事ができるシャフト。
フック、ふけ上がりを抑え、しっかりスイングしたいゴルファーにおススメ。

グリップ

G360 LITE TOUR VELVET ROUND（バックライン無し）
AQUA（標準）　45g

G440MAXフェアウェイウッド評価　飛距離目安

発売から少し経ちましたが、売れ行きは絶好調。
飛距離性能の高さとやさしさが評価されたのでしょう。

G440MAXフェアウェイウッド評価　口コミ

今回のG440MAXフェアウェイウッドは飛距離性能を大幅に高めて作成されました。
3番、4番ウッドは打ち出しが高く、バックスピンは抑えめ。
5番、7番、9番は適度なバックスピン量で曲がりが少なく、安心してグリーンを狙える仕上がり。

また、豊富な純正シャフトのバリュエーションが様々なスイングタイプのゴルファーにマッチします。

	つかまり	弾道の高さ	硬さ	フックしにくさ	重さ
ALTA JCB BLACK	◎	◎	やわらかい～普通	△	軽い～普通
PING TOUR CHROME	〇	〇	普通～硬い	〇	普通～重い
PING TOUR BLACK	△	△	硬い	◎	普通～重い

G440MAXフェアウェイウッド　ヘッドスピード別飛距離目安

3W、4W、5W、7W、9Wでナイスショットした時の飛距離目安です。
打ち方、芯に当たるかどうか、曲がり、打球の高さでも飛距離は変わります。
参考程度に見てください。

#3	＃4	#5	#7	＃9
190y	185ｙ	180y	170y	160ｙ

#3	＃4	#5	#7	＃9
210y	205ｙ	195y	185y	175ｙ

#3	＃4	#5	#7	＃9
235y	230ｙ	220y	210y	200ｙ

よくある質問

最後までお付き合いいただきありがとうございました。