【GT2 GT3フェアウェイメタル】飛距離性能とやさしさを徹底検証 試打レビュー 2024

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【GT2 GT3フェアウェイメタル】飛距離性能とやさしさを徹底検証 試打レビュー 2024

タイトリストより2024年最新モデル「GT2 FAIRWAY METAL」「GT3 FAIRWAY METAL」が2024年8月23日に発売されます。

プロゴルファー、トップアマのドライバー、フェアウェイウッドの使用率が高いタイトリストの最新作。

話題のGTフェアウェイメタル(タイトリスト流の呼び方、フェアウェイウッドのこと)ですが、最新モデルはどのように進化したのでしょうか?

ナオ
ナオ

現役クラブフィッターのナオです

25年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています

GTフェアウェイメタルには「GT2」「GT3」の2モデルがあります。
両モデルとも顔の美しい玄人好みするヘッド形状です。

GT2はあらゆるライコンディションからの高い打ち出しと最適スピン、そして最高レベルの許容性を発揮。

GT3は究極のボールスピードと弾道コントロール性能をかつてないバランスで実現。ヘッドが小ぶりでディープ。

GT2フェアウェイウッドは、クラウン、ソール部分の面積が広く、フェース高が低い。

GT2、GT3ともに可変式スリーブでロフト、ライ角が変えられます。
ロフト +0.75°、+1.5°、-0.75°
ライ角 +0.75°、+1.5°、-0.75°

スリーブの組み合わせ
パフォーマンスガイド
スリーブの組み合わせ
パフォーマンスガイド

GT2の番手構成は
13.5度、15度、16.5度、18度、21度

GT3の番手構成は
15度、16.5度、18度

GT2フェアウェイメタルが合うゴルファーは

  • 飛距離性能、直進性の高いフェアウェイウッドが欲しい
  • 高い打ち出し角が欲しい
  • やさしく使えるモデルを好む
  • はらって打つタイプ
  • しっかりつかまえたい

GT3フェアウェイメタルが合うゴルファーは

  • 洗練された小ぶりなヘッドを好む
  • フェースターンを使ってインパクトする
  • 適度なバックスピンが入るモデルを好む
  • ヘッドスピードが速い
  • フックを嫌う

GT2、GT3のシャフトは
DENALI RED 50(5.0/5.5)¥66,000(税込)
TENSEI 1K BLUE 55 (S)¥66,000(税込)
TOUR AD VF(6S)¥88,000(税込)
TOUR AD DI(6S)¥88,000(税込)

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他メーカーの比較検討されるフェアウェイウッドは↓記事をご覧ください。

GT2フェアウェイウッド 18度 DENALI RED 50カーボンシャフト フレックス5.5(S) 試打検証

ドライバーのヘッドスピード43m/s、平均飛距離230ヤード、ストレート~フェードヒッターの設定で試打

ヘッドスピード打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリー飛距離
1球目40.213.14479-331197207
2球目39.918.13053134199207
3球目40.712.04493194196205
平均40.314.43783-1197206
サイドスピン(+スライス-フック)

ヘッドは精巧で美しいフォルム。
ロフト、ライ可変式スリーブのため、ネック部分が少し太めなところが少し残念。

打球は打ち出しが高く直進性の強い弾道です。

平均キャリーは197ヤード飛距離206ヤード

フェース下部でのヒットにも強く、簡単に球を拾ってくれます。

つかまりはいいのですがフックはしません。

DENALI RED 50カーボンは先端がはしる、振りやすいシャフトです。

ナオ
ナオ

これくらいのヘッドスピードの場合、13.5°、15.0°は難しいですよ
16.5°以上のロフトがある番手のほうが無難です

参考飛距離
ドライバーのヘッドスピード43m/s、平均飛距離230ヤード、ストレート~ドローヒッターの場合

13.5°15.0°16.5°18.0°21.0°
215y~210~220y200~215y190~205y180~195y
参考飛距離 (13.5°、15.0°はティショットでないと難しい)

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GT2フェアウェイウッド 18度 TENSEI 1K BLUE 55カーボンシャフト フレックスS 試打検証

ドライバーのヘッドスピード45m/s、平均飛距離250ヤード、ドローヒッターの設定で試打

ヘッドスピード打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリー飛距離
1球目42.116.43265-190216224
2球目42.913.83386-246212222
3球目42.115.02026-61211225
平均42.415.12892-166213224
サイドスピン(+スライス-フック)

よく飛びますねー。
球もよく上がります。

インパクトはやわらかく心地よい打感。

平均のキャリーは213ヤード飛距離224ヤード

ヘッドの重心が低いのでしょう。
打ち出し高め、バックスピン少なめな弾道。

ヘッドスピードが同じならGT2のほうがGT3よりよく飛びそうです。

TENSEI 1K BLUE 55シャフトはしっかりしています。
特に粘るとか走るとかのくせがないので万人向き。

ナオ
ナオ

多くのゴルファーがGT3よりGT2を選ぶでしょう
シャフトを選べば誰でも使える万能フェアウェイウッド

参考飛距離
ドライバーのヘッドスピード45m/s、平均飛距離250ヤードドローヒッターの場合

13.5°15.0°16.5°18.0°21.0°
235y~225~240y215~230y210~225y195~210y
参考飛距離(13.5°はティショットでないと難しい)

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GT3フェアウェイウッド 18度 TENSEI 1K BLUE 55カーボンシャフト フレックスS 試打検証

ドライバーのヘッドスピード44m/s、平均飛距離240ヤード、ストレート~ドローヒッターの設定で試打

ヘッドスピード打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリー飛距離
1球目40.916.52744-447206215
2球目41.818.33269-95211218
3球目42.015.33757163208216
平均41.616.83257-126208217
サイドスピン(+スライス-フック)

ヘッドを少し上から入れ、しっかりつかまえてヒットしました。

インパクトは引っ付き感があり心地よい打感。

バックスピンがしっかり入り、打球は上がります。
しかし、ヘッドスピードがそこそこないと球が浮いてこないでしょう。

平均のキャリーは208ヤード飛距離217ヤード

強弾道で前に行くというより、スピンが入りコントロールされた弾道。

曲がりも少ないですね。

ナオ
ナオ

ヘッドがコンパクトで振りぬきやすい
ただし、打点が安定しないゴルファーは使いこなせません

参考飛距離
ドライバーのヘッドスピード44m/s、平均飛距離240ヤードドローヒッターの場合

15.0°16.5°18.0°
215~230y205~220y200~215y
参考飛距離 (15.0°はティショットでないと難しい)

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GT3フェアウェイウッド 18度 TOUR AD DI6カーボンシャフト フレックスS 試打検証

ドライバーのヘッドスピード45m/s、平均飛距離250ヤード、ストレート~ドローヒッターの設定で試打

ヘッドスピード打ち出し角バックスピンサイドスピンキャリー飛距離
1球目42.814.32986484209220
2球目43.714.23733-271216224
3球目43.313.33880-168213221
平均43.313.9353315213222
サイドスピン(+スライス-フック)

構えた感じは小ぶりでディープなヘッド形状。

インパクトは引っ付き感があり、すっぽ抜ける感覚はありません。

打球はドローンとぶっ飛ぶのではなく、バックスピン多めで高く上がります。

平均キャリーは213ヤード飛距離は222ヤード

飛距離重視系のフェアウェイウッドではありませんね。

低重心のモデルではないので、薄いあたり、ヒールショットには弱い傾向があります。

プレミアムカスタムシャフトのツアーAD DI6はVF6よりも手元のしなりが少なく、振っていて硬く感じます。
切り返しのテンポが速く、スイングのためが多いゴルファーはDI6シャフト。
スイングテンポがゆっくりでタメをしっかり感じたいゴルファーはVF6シャフトが合います。

ナオ
ナオ

見た目に少し難しそうなフェアウェイウッドです

大きなヘッドが苦手でヘッドスピードの速いゴルファーと相性良し

参考飛距離
ドライバーのヘッドスピード45m/s、平均飛距離250ヤード、ストレート~ドローヒッターの場合

15.0°16.5°18.0°
225~240y215~230y210~225y
参考飛距離

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GT2 GT3 フェアウェイメタル テクノロジー スペック

スリーブの組み合わせ
パフォーマンスガイド
スリーブの組み合わせ
パフォーマンスガイド

可変式スリーブでロフト、ライ角が変えられます。
ロフト +0.75°、+1.5°、-0.75°
ライ角 +0.75°、+1.5°、-0.75°

ロングゲームをさらにやさしく、遠くへ GT2 FAIRWAY

ソールのウェイトは交換可能です。(別売り)
ウェイト重量は9g。

GT2フェアウェイメタルは、進化した鍛造フェースと独自のクラウン構造・素材を採用することで深重心をキープしながら低重心化を進めることに成功。あらゆるライコンディションからの高い打ち出しと最適スピン、そして最高レベルの許容性を発揮します。フェアウェイからだけでなくティーショットでもGT2の飛距離性能をお楽しみください。

タイトリスト公式ホームページ
番手13.515.016.518.021.0
ライ角(度)56.556.557.057.558.0
シャフト長さ(インチ)43.043.043.042.041.5

ヘッド素材・フェース素材
ステンレススチール(465)+超軽量シームレス サーモフォーム クラウン

左用設定あり

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ツアーが求めた精密弾道と操作性 GT3 FAIRWAY

ソールウェイトをセンターからトゥ側に動かせばつかまりを抑え、ヒール側に動かせばつかまりを良くします。
ロフト、ライ可変レンチを使い自身で動かすことができます。

GT3フェアウェイメタルはさらにダイナミックな弾道調節システムを搭載し、究極のボールスピードと弾道コントロール性能をかつてないバランスで実現します。新たに採用された鍛造フェースと独自のクラウン構造・素材が、フェアウェイメタルに新たな飛びと弾道コントロールの世界を切り拓きます。

タイトリスト公式ホームページ
番手15.016.5#5
ライ角(度)56.557.057.5
シャフト長さ(インチ)43.043.042.0

ヘッド素材・フェース素材
ステンレススチール(465)+超軽量シームレス サーモフォーム クラウン

左用設定あり

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3種類の標準シャフト 2種類のプレミアムシャフト 適合ゴルファーは?

PROJECT X DENALI RED (標準シャフト)

モデルフレックス重さトルク打ち出し角
505.0(SR相当)52g5.9やや高め
5.5(S相当)53g5.4やや高め

適応ゴルファー

  • モデル50(5.0) ドライバーのヘッドスピード40~42m/s
  • モデル50(5.5)ドライバーのヘッドスピード42~44m/s
  • フニャっとしたシャフトが苦手
  • スライスをふせぎたい
  • 球を簡単に上げたい

グリップ

TITLEIST UNIVERSAL 360

口径重さ
M6050グラム

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MITSUBISHI TENSEI 1K BLUE(標準シャフト)

モデルフレックス重さトルク打ち出し角
55S59g4.7中間

適応ゴルファー

  • ドライバーのヘッドスピード42~45m/s
  • 重量感のあるシャフトが好み
  • くせのないしなりを好む
  • フックを防ぎたい
  • 球のふけ上がりを防ぎたい

グリップ

TITLEIST UNIVERSAL 360

口径重さ
M6050グラム

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MITSUBISHI TENSEI 1K BLACK(標準シャフト)

モデルフレックス重さトルク打ち出し角
65S67g3.6低め

適応ゴルファー

  • ドライバーのヘッドスピード44~48m/s
  • 重量感のあるシャフトが好み
  • ネバリのあるシャフトが好き
  • フックを防ぎたい
  • 球のふけ上がりを防ぎたい

グリップ

TITLEIST UNIVERSAL 360

口径重さ
M6050グラム

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GRAPHITE DESIGN TOUR AD DI6 (おすすめカスタムシャフト)

モデルフレックス重さトルク打ち出し角
6S65g3.3中間

適応ゴルファー

  • ドライバーのヘッドスピード44~48m/s
  • 重量感のあるシャフトが好み
  • フックを防ぎたい
  • 球のふけ上がりを防ぎたい
  • しなり感の少ないシャフトが好み

グリップ

Z GRIP

口径重さ
M6050グラム

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GRAPHITE DESIGN TOUR AD VF6 (おすすめカスタムシャフト)

モデルフレックス重さトルク打ち出し角
6S66.5g3.3やや低め

適応ゴルファー

  • ヘッドスピード44~48m/s
  • 重量感のあるシャフトが好み
  • フックを防ぎたい
  • 球のふけ上がりを防ぎたい
  • タメがつくられるシャフトが好み

グリップ

Z GRIP

口径重さ
M6050グラム

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GT2 GT3 フェアウェイウッド 評価 まとめ

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GT2フェアウェイメタルの主な特徴

  • 高打ち出しの最適スピンで最大の飛距離を生み出す
  • フェースインサートをソールまでラップさせることでフェース下部のあたりにも強い
  • ソフトな打感と心地よい打音
  • 強弾道で安定したボール飛行
  • 最適な重心位置であらゆるコンディションから最高レベルの許容性

GT2フェアウェイメタルが合うゴルファー

  • ドライバーのヘッドスピードが40m/s以上
  • 飛距離アップを目指している
  • 飛距離と許容性を求めている
  • 打感の良さを重視する
  • 球をつかまえたい
  • 高い打ち出し角をだしたい

GT2フェアウェイメタルのメリット、デメリット

  • 飛距離性能が高い
  • 打球が上がりやすい
  • 価格が高い
  • シャフトネック部分が太くて構えにくい
  • 寛容性が高い
  • 打感が良い

GT3フェアウェイメタルの主な特徴

  • 適度なバックスピン量
  • 自在な弾道コントロールの実現
  • ソフトな打感と心地よい打音
  • ツアーで認められた洗練されたヘッド形状

GT3フェアウェイメタルが合うゴルファー

  • ドライバーのヘッドスピードが43m/s以上
  • 弾道をコントロールしたい
  • でかいヘッドのフェアウェイウッドが苦手
  • 打感の良さを重視する
  • つかまり過ぎを防ぎたい
  • 高い打ち出し角をだしたい

GT3フェアウェイメタルのメリット、デメリット

  • ヘッドコントロールしやすい
  • バックスピンが入る
  • 価格が高い
  • シャフトネック部分が太くて構えにくい
  • ヘッドが小さくて難しそう
  • 打感が良い

ドライバーのヘッドスピード毎の対応シャフト目安

DENALI RED: ヘッドスピード40~43m/s、スライスを軽減したいゴルファー

TENSEI 1K BLUE: ヘッドスピード42m/s以上、しっかりとしたシャフトが好み

TENSEI 1K BLACK: ヘッドスピード44m/s以上、重量感のあるシャフトが好み

TOUR AD DI6, VF6: ヘッドスピード44m/s以上、重量感のあるしっかりしたシャフトが好み

参考にしてください。

(注)あくまで目安です。スイングタイプ、パワー、テンポ、好みでもスペックは変わります。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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