【試打評価】ボーケイSM9ウェッジ ツアー使用率NO1 スペックと選び方

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【試打評価】ボーケイSM9ウェッジ ツアー使用率NO1 スペックと選び方
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世界中のトッププロからアマチュアまで、圧倒的な人気を誇る
タイトリストの【ボーケイウェッジ】。
※値下げされています お買い得商品

前作SM8からさらに進化したソールデザインと溝形状により、あらゆるライから安定して高いスピン量を実現します。

そのボーケイウェッジの最新作
【VOKEY SM9】の性能、スペック、選び方を解説します。

ナオ
ナオ

クラブフィッターのナオです

25年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています

  • 安定したスピン性能
  • 弾道の高さをイメージ通りコントロール
  • 様々なコンディションからの対応力
  • 操作性が高く多彩なショットに対応
  • 豊富なロフト、バンス、グラインドの種類

SM9ウェッジはこんなゴルファーにおススメ

  1. 繊細に距離を打ちわけたい。
  2. アプローチ、フルショットでしっかり止めたい。
  3. ボーケイウェッジにあこがれていた。
  4. シャープな形状のスピン系ウェッジを探していた。
  5. 打ち方に合ったソール形状を選びたい

ロフトバリュエーションは
46、48、50、52、54、56、58、60、62度の9種類。

ソールグラインドの種類は
46、48、50、52度は1種類(Fのみ)
54度は3種類(S、D、F)
56度は4種類(M、S、D、F)
58度は5種類(T、M、S、D、K)
60度は6種類(L、T、M、S、D、K)
62度が1種類(Mのみ)
(ややこしすぎますね😥)

モデルロフト角バンス角グラインドクラブ長さモデルロフト角バンスグラインドクラブ長さ
ピッチングウェッジ46.1046°10°F35.75″ロブウェッジ58.0458°T35.00″
48.1048°10°F35.75″58.0858°M35.00″
ギャップウェッジ50.0850°F35.50″58.1058°10°S35.00″
50.1250°12°F35.50″58.1258°12°D35.00″
52.0852°F35.50″58.1458°14°K35.00″
52.1252°12°F35.50″60.0460°L35.00″
サンドウェッジ54.1054°10°S35.25″60.0460°T35.00″
54.1254°12°D35.25″60.0860°M35.00″
54.1454°14°F35.25″60.1060°10°S35.00″
56.0856°M35.25″60.1260°12°D35.00″
56.1056°10°S35.25″60.1460°14°K35.00″
56.1256°12°D35.25″62.0862°M35.00″
56.1456°14°F35.25″

※標準のライ角はすべてのモデルで64°です。

ナオ
ナオ

見るだけでお腹いっぱいになる種類の多さ

54度以上のロフトでは、グラインドパターンはF、S、Dの使用率が高め。

多い組み合わせは

PWが44度の場合
50.12F 56.12D
ヴィクトリアゴルフで探す

PWが46度の場合
52.12F 58.10S
ヴィクトリアゴルフで探す

使用しているピッチングウェッジのロフトギャップウェッジアプローチウェッジサンドウェッジ
42度以下(ロフトが立っている)46.10 F50.12 F56.12 D
43~45度ナシ50.12 F56.12 D
46~48度ナシ52.12 F58.10 S
使用しているピッチングウェッジのロフト別 代表的なロフト組み合わせ

ダイナミックゴールドシャフト    ¥27,500(税込)
BV105スチールシャフト       27,500(税込)
NSプロ950GHネオスチールシャフト 27,500(税込)

※マークダウン中 お買い得商品になっています

プロやトップアマの使用率が高いボーケイウェッジ。
どんな性能を持っているのか、打感、スピン、抜けなどを実際に試打して検証してみます。

(注)スピンアプローチにはスピン系ボールが必須です。

ナオ
ナオ

ソールバンス、グラインドの種類が多すぎ

「どれを選んでいいかわからない」というゴルファーに模範的なセッティングも提案します

最新モデル「ボーケイSM10」については↓記事をご覧ください。

比べてみたいウェッジ【クリーブランドRTX DEEP FORGED 2 】については↓記事をご覧ください。

様々なウェッジショットを生み出すために SM9試打レビュー 

ゴルフ5公式オンラインストアで探す

SM9の溝はフェースの平面性からエッジまで精密に加工され、スピン性能は抜群。

溝の耐久性を高めるために、インパクトエリアに局所的な熱処理が施されています。

試打したクラブは
VOKEY SM9
(ロフト56度 シャフト NS950ネオ)
バンスは8度
ソールタイプはMグラインド
ボールはタイトリストのプロV1

ナオ
ナオ

スマートで美しい形状です

トゥ、ヒール側の削りによってフェースの開閉がしやすくなっています

Mグラインドは、クラフトマン「ボブ・ボーケイ」氏が最も好むグラインド。
フェースを開いたり閉じたりしながら、アプローチショットをするプレーヤーのために設計されています。

6ヤード位のアプローチショット、人工芝の上からのショットです。
インパクトのボールの感触が伝わりやすく絶妙な距離感を出せそう。
スピン性能もかなり高いですね。

ナオ
ナオ

フェースを開いて構えてもリーディングエッジがほとんど浮かずバンスが邪魔をしません

スピンアプローチのコツは上から打ちこまず地面を滑らすようにショットします。
シャローかつスイープな入射角でヘッドを体のターンと一緒にしっかり回旋する。
ボールをフェースに長く乗せて打つとスピンの利きが絶大です。

練習場で30~50ヤードを打ってみました。
スピンが効いた球でしっかり距離を打ち分けることができます。

ナオ
ナオ

フェースにボールが引っ付き、やや低めな弾道でピタッと止まります

打感はボールの感触が分かりやすくフェースに乗っている感覚があります。
フェースをひらいて低めのアプローチをするとプロのような「低く出てギュギュっと止まる」あこがれのボールも打てます。

キャデイバッグに入っているだけでカッコいい。
友だちに自慢したくなるウェッジです。

バンカー内のボールとウェッジの画像
画像はイメージです

バンカーショットでも繊細な距離感を出すことが可能。
(フェースの開閉でバンスの効き方を細かく調整できます)
砂をうすく取ったり、厚く取ったりして自由自在にスピンコントロールもできます。

やわらかい砂では
グラインドタイプ
D(56.12)(58.12)(60.12)
F(56.14)
K(58.14)(60.14)

硬い砂では
グラインドタイプ
M(56.08)(58.08)(60.08)(62.08)
L(60.04)
T(60.04)

が合いやすいでしょう。

豊富なロフト、グラインド(ソールの削り) SM9ウェッジ 選び方

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ヘッドの仕上げはツアークロム、ブラッシュドスチール、ジェットブラックの3種類あります。

最もポピュラーな仕上げはツアークロムですね。

SM9ウェッジの仕上げ、ツアークロム、ブラッシュドスチール、ジェットブラックの画像

タイトリストの公式ホームページに「VOKEY WEDGE SELECTOR」という便利なツールがあります。
ロフト、ソールタイプをいくつかの質問に答えることによって簡単に導き出せます。
ぜひ使ってみてください。

タイトリスト公式ホームページ

ピッチングウェッジを基準にロフト角と本数を決める

フルショットの飛距離を基準にロフト角を設定することで、スコアメイクがしやすくなります。

使用PWのロフト
42°以下46°50°54°(58°)
44°48°52°56°
46°50°54°58°
47°以上52°56°60°
推奨セッティング例

メーカーの推奨ではPW以下の本数が多めです。
実際はPWのロフトが44度の場合「50度、56度」、PWのロフトが46度の場合「52度、58度」の2本で十分。
(PWのロフトが42度以下またはヘッドスピードが速いゴルファーは飛距離差が大きくなるので本数を増やして調整してください)

現在使用しているアイアンセットのピッチングウェッジのロフト別
ボーケイSM9ウェッジのロフト組み合わせ(参考までに)

使用しているピッチングウェッジのロフトギャップウェッジアプローチウェッジサンドウェッジ
42度以下(ロフトが立っている)46、48度50、52度54、56度
43~45度ナシか48度50、52度56、58度
46~48度ナシか50度52、54度58、60度
使用しているピッチングウェッジのロフト別 SM9ウェッジのロフト組み合わせ

ロフト組み合わせの例

使用しているピッチングウェッジが44度くらいの場合

アプローチウェッジ50度 
サンドウェッジ54度 
ロブウェッジ60度

ギャップウェッジ48度 
アプローチウェッジ52度 
サンドウェッジ58度

使用しているピッチングウェッジが41度くらいの場合

ギャップウェッジ46度 
アプローチウェッジ50度 
サンドウェッジ56度

ヘッド素材 軟鉄
ヘッド製法 鍛造
仕上げ ツアークロム、ブラッシュドスチール、ジェットブラック

プレースタイルに適したグラインド(ソールタイプ)を選ぶ

グラインド(ソールタイプ)は7種類

  • F(フルショットに最適な万能グラインド)
  • S(様々なショットに対応する細めのフルソール)
  • K(ソフトコンディションに最適なバンカー向きグラインド)
  • D(やさしさと自由度を兼ね備えたハイバウンスウェッジ)
  • M(多彩なショットを可能にする多目的グラインド)
  • L(難しいライでも自由に操れるローバンスウェッジ)
  • T(繊細な距離感で攻めるローバンスウェッジ

ソールグラインドの詳細はこちら↓

ロフト別バンス角は

46、48度は一律10度。

50、52度は8、12度の2種類。
(バンス角は12度が推奨ですが、フェースを開いて使ったり、繊細なタッチが必要なら8度を使用してください)

バンスを気にするのはおもに54度以上のロフト角の時です。

バンス毎 フェース開き具合の参考例

SM9ウェッジ(ローバンス)のフェース開き方

LOWバンス(4、8度)

  • 入射角が緩やかでターフをあまりとらない
  • フェースを開いて使うことが多い
  • インパクトの感覚が繊細
SM9ウェッジ(ノーマルバンス)のフェース開き方

ノーマルバンス(10、12度)

  • ややダウンブローなインパクト(シャローでもOK)
  • フェース開閉を使って構える
SM9ウェッジ(ハイバンス)のフェース開き方

ハイバンス(14度)

  • ダウンブローにインパクトし、ターフをとる
  • フェースをあまり開かず使う

標準装着シャフト グリップ

ダイナミックゴールド スチールシャフト

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対象ゴルファー
使用しているアイアンセットのシャフトが95~130gのスチールシャフト。

硬さシャフト重さ調子トルク(度)
S129g手元  ー

グリップ

ツアーベルベット・ラバー・360°・フラットキャップ(M60)

BV105 スチールシャフト

ゴルフ5公式オンラインストアで探す

対象ゴルファー
使用しているアイアンセットのシャフトが90~110gのシャフト。

硬さシャフト重さ調子トルク(度)
S110g1.8

グリップ

ツアーベルベット・ラバー・360°・フラットキャップ(M60)

NSプロ950GHネオ スチールシャフト

ゴルフ5公式オンラインストアで探す

対象ゴルファー
使用しているアイアンセットのシャフトが60~98gのシャフト。

硬さシャフト重さ調子トルク(度)
S98g1.7

グリップ

ツアーベルベット・ラバー・360°・フラットキャップ(M60)

ボーケイ SM9ウェッジ 総合評価

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スピン性能が高くスタイリッシュなボーケイSM9ウェッジ。
抜けがよく繊細な距離コントロールも可能。
バンス、グラインドの種類が多く、アプローチショットにこだわりのあるゴルファー向けウェッジです。

アプローチ巧者はフェースを思いっきり開いてウェッジを操作します。
これは球を上げたいわけではなく、ソールバンスを滑らせて使いたいため。
フェースを閉じて使用すると、リーディングエッジが地面に刺さりやすくなります。

ボーケイウェッジはロフト角が大きくなるほど、リーディングエッジの丸みを強くしています。
これはリーディングエッジが間円に近いほど、フェースを開いてもスコアラインの向きに惑わされることが少なくなるからです。

ナオ
ナオ

フェースを開くと右に飛び出しそうに気がします

リーディングエッジに丸みがあると違和感のないアドレスができるんですね

タイトリストの公式ホームページに「VOKEY WEDGE SELECTOR」という便利なツールがあります。
ロフト、ソールタイプをいくつかの質問に答えることによって簡単に導き出せます。
ぜひ使ってみてください。

タイトリスト公式ホームページ
モデルロフト角バンス角グラインドクラブ長さモデルロフト角バンスグラインドクラブ長さ
ピッチングウェッジ46.1046°10°F35.75″ロブウェッジ58.0458°T35.00″
48.1048°10°F35.75″58.0858°M35.00″
ギャップウェッジ50.0850°F35.50″58.1058°10°S35.00″
50.1250°12°F35.50″58.1258°12°D35.00″
52.0852°F35.50″58.1458°14°K35.00″
52.1252°12°F35.50″60.0460°L35.00″
サンドウェッジ54.1054°10°S35.25″60.0460°T35.00″
54.1254°12°D35.25″60.0860°M35.00″
54.1454°14°F35.25″60.1060°10°S35.00″
56.0856°M35.25″60.1260°12°D35.00″
56.1056°10°S35.25″60.1460°14°K35.00″
56.1256°12°D35.25″62.0862°M35.00″
56.1456°14°F35.25″

種類が多すぎて何を使っていいかわからない、考えるのがめんどくさいという場合は

使用しているピッチングウェッジのロフトギャップウェッジアプローチウェッジサンドウェッジ
42度以下(ロフトが立っている)46.10 F50.12 F56.12 D
43~45度ナシ50.12 F56.12 D
46~48度ナシ52.12 F58.10 S
使用しているピッチングウェッジのロフト別 代表的なロフト組み合わせ

50度、52度はバンス角が8度と12度がありますが12度のバンスが主流です。
(フェースを開いて使いたいゴルファーは8度もOK)

世界のトッププレーヤーのウェッジセッティング

LOFTBOUNCEGRIND
4610F
5212F
5614F
6004T
ジャスティントーマス
LOFTBOUNCEGRIND
4610F
5208F
5610S
6004T
ジョーダン・スピース
LOFTBOUNCEGRIND
4610F
5012F
5614F
6004L
マックス・ホーマ
LOFTBOUNCEGRIND
4610F
5208F
5608M
6004T
キャメロン・・スミス
LOFTBOUNCEGRIND
5008F
5510S
6004T
ウィル・ザラトリス
LOFTBOUNCEGRIND
5208F
5608M
6004L
イム・ソンジュ

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

ウェッジショットでピタッと止めるにはスピン系ボールの使用が必須

ゴルフボールにはフェースにしっかり喰いつくボール。
バックスピンが、かかりやすいボールがあります。

下記はおすすめのスピン系ボールです。

Q
SM9ウェッジを購入後、ロフトライ角調整はできますか?
A
ナオ
ナオ

一般的には2度くらいなら受け付けてくれる工房はあります

しかし調整後、ソール部分などに器具でクラブを挟んだ跡が付くことがあります