一生懸命振れば振るほど大きくスライスしてしまって、悔しい思いをしていませんか?
カットスライサーのドライバーショットは曲がりが大きく、そしてバックスピン量も多いので大きく飛距離をロスしてしまします。
そんなスライサーを助けてくれる救世主ドライバーがキャロウェイから発売されます。
スライサーのスイングに徹底フォーカスし、スライスキラーとして開発された
【ビッグバーサ ドライバー】。
こんにちは
クラブフィッターのナオです
20年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています
自信を持って振っていける、ビッグサイズのヘッド
新しくなった「BIG BERTHAドライバー」のヘッド形状では、構えたときのヘッドの投影面積が前作よりも拡大。
しかも、このサイズアップをフェースの面積も増やしながら行っているところが特筆すべき点です。
ヘッドはビッグサイズとありますが構えた時の顔がきれいで、大きく見えすぎません。
ビッグバーサ ドライバーが合うゴルファー
- アウトサイドインのスイングで、とにかくスライスする
- ふけ上がってランがあまりない(なんならキャリーした地点に止まっている)
- ロフトライ可変式モデルでさらに微調整したい
- 20~50代のキャロウェイファン
- つかまりの良いドライバーを探しているが、パラダイムXの顔は大きくて嫌い
- コスパの良いドライバーを探している
(注)フッカー、球を逃がしたいゴルファーは合いにくい商品です。
特注シャフトを使用してください。
ドライバーのヘッドスピード40~43m/s、カット打ちスライスゴルファーを想定して試打レビューします。
*専用トルクレンチは別売になります。
最新モデルビッグバーサフェアウェイウッドについては↓記事をご覧ください。
ドライバーのヘッドスピード約41m/s、カットスライサーの想定で試打計測
試打したクラブ
ビッグバーサ ドライバー 10.5度 SPEEDER NX for Callaway フレックスS
ヘッドスピード | ボール初速 | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | 飛距離 | |
1球目 | 42.2 | 58.6 | 11.2 | 2750 | 407 | 202 | 226 |
2球目 | 41.4 | 57.5 | 14.3 | 2308 | 705 | 198 | 219 |
3球目 | 41.2 | 58.0 | 13.9 | 2200 | 197 | 200 | 224 |
平均 | 41.6 | 58.0 | 13.1 | 2419 | 436 | 200 | 223 |
ヘッドスピード41.6m/sで平均飛距離223ヤード。
大根切りのように外から内へ大きめのカットでスイング。
左には飛び出しますが、そのまままっすぐ飛び、飛距離も十分。
バックスピンが適量なので、ランも多く出そうです。
つかまりが強く、インパクトの瞬間のこすれた感じはありません。
芯も広く、少々のミスヒットなら飛距離は変わらず。
構えた感じは、フェース上部クラウン部分がしまって見え「きれいな顔」。
ヘッド後方がシャープになっているのが特徴です。
インパクトの打感はカーボンクラウン特有の柔らかめな感触。
ボールをつぶして運ぶ感覚があります。
総重量は約301g。
フレックスSシャフトは頼りなさは全くなく、しっかりしています。
純正シャフトのフレックスRとフレックスSでは重さが4ℊしか変わりません。
パラダイムX以上のドローバイアスでスライスを打つ事が難しいモデル
ドライバーのヘッドスピード約43m/s、フェードヒッターの想定で試打計測
試打したクラブ
ビッグバーサ ドライバー 10.5度 SPEEDER NX for Callaway フレックスS
ヘッドスピード | ボール初速 | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | 飛距離 | |
1球目 | 42.5 | 62.5 | 15.6 | 1886 | -374 | 224 | 244 |
2球目 | 44.6 | 64.3 | 12.3 | 2374 | -283 | 231 | 253 |
3球目 | 43.8 | 64.7 | 13.0 | 2045 | -31 | 232 | 255 |
平均 | 43.6 | 63.8 | 13.6 | 2102 | -229 | 229 | 251 |
少しヘッドスピードを上げ、緩やかなカット軌道で打ってみました。
ヘッドスピード43.6m/sで251ヤード。
ヘッドスピードに対して効率のいい飛距離です。
中弾道でつかまりが強く、少しドローしています。
やや左に打ち出し真ん中に戻ってくるボールが打ちたかったのですが、少し左に飛んでいます。
強弾道でつかまりの強い球。
狙いが「緩やかなフェードボール」ならシャフトをカスタムするべきですね。
しかし、ヘッドスピード41~44m/sくらいの振れば振るほどスライスするゴルファーにはドンピシャ。
純正シャフトでも柔らかすぎることはなく、しっかり叩けます。
ヘッドもカーボンクラウン、AI設計でふけ上がりを抑えたビックボールが出やすくなっています。
スライサー向けのドライバーは軽い、シャフトが頼りない、ヘッドがカッコ悪いモデルが多かったのですがビッグバーサは違いますね
BIG BERTHAドライバー スペック テクノロジー
ヘッド
フェース素材:構造 | 鍛造6-4チタン:NEW FLASHフェース |
ボディ素材 | 8-1-1 チタンボディ+トライアクシャル・カーボンクラウン+ソールウェイト約6g |
クラブ長さ(インチ) | 45.375(中途半端ですね) |
ヘッド体積(cm3) | 460 |
ロフト角(°) | 10.5 |
ライ角(°) | 60.0 |
シャフト&グリップ
シャフト
SPEEDER NX for Callaway
シャフト名(硬さ) | S | SR | R | |
---|---|---|---|---|
ラインアップ | 10.5 | 〇 | 〇 | 〇 |
バランス | D3 | |||
クラブ重さ | 約301g | 約299g | 約297g | |
シャフト重さ | 約54g | 約52g | 約50g | |
シャフトトルク | 4.2 | 4.4 | 4.6 | |
シャフト調子 | 中調子 |
グリップ
GOLF PRIDE JV ブラック/シルバー バックライン有り
約41g 口径60
ヘッドスピード毎の参考フレックス
39~41m/s フレックスR
40~42m/s フレックスSR
42m/s~ フレックスS
ヘッドスピードが重なる部分は球の高さ、つかまりを考慮して選んでください。
球が高い、つかまりが強い場合 → 硬めのシャフト
R、SR、S、3種とも硬さはしっかりしています。
カットスライサーでも飛ばせるビッグバーサドライバー 評価 まとめ
スライスゼロを目指すビッグバーサドライバーの最新モデル。
見た目もカッコよく、実際に試打してみると性能の高さは際立ちます。
しかし、あくまでもターゲットはスライサー。
フッカー、つかまり過ぎを嫌うゴルファーには合いません。
プッシュスライスが出るゴルファーよりは、アウトサイドインのカットスライスゴルファーと相性はピッタリ。
ターゲットゴルファーがはっきりしているドライバー
30~50代の飛ばないカットスライサーです
総重量が軽すぎず、どちらかと言うと最近のクラブの中では重いほうです。
- ヘッドスピードが39m/s以上ない
- 球が上がらないゴルファー
は少し使いにくいかも。
スライサーでもハードヒッター、つかまり過ぎを嫌うゴルファーはカスタムシャフトで対応してください。
コスパはいい。
定価が安く買いやすい。
方向性はつかまりが強いので左を嫌うゴルファーには✖。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。