人気メーカー「テーラーメイド」よりSTEALTH2シリーズ、2023年モデルが発売されました(ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン)。
※値下げされています。お買い得商品。
チタンの限界を超え、世界中のゴルファーをカーボンウッドの時代へと導いてきたテーラーメイドが前作STEALTHの性能をどれだけ改善したのか楽しみですね。
ステルス2では大ヒットの前モデルよりカーボンの容量を拡大(ソール部分までカーボンを使用し、容量がチタンを超える)、余剰重量の重量配分を最適化。
(よく言われる「余剰重量の最適化」ですが、芯が大きく球をつかまりやすくしたということ)
こんにちは
クラブフィッターのナオです
20年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています
前作モデル【ステルス】は合う人にはいいのですが、
「球がつかまりにくい」
「右にすっぽ抜けやすい」
「上がりにくい」
という声がありました。
これらの点を大幅に改善したモデルが「ステルス2」だということです。
本当に簡単で飛ぶクラブに仕上がっているのか?
話題のドライバー【STEALTH2 STEALTH2 HD】を打ち比べ検証をしてみます。
STEALTH2ドライバーと相性がいいゴルファー
- テーラーメイドファン
- 高弾道、ビッグボールでさらに飛ばしたい
- 初代STEALTHよりやさしいモデルを使いたい
- 最新のカッコいいドライバーが使いたい
STEALTH2ドライバーは打感がやわらかくなりました
弾き感はおさえめです
ステルス2 ステルス2HD ドライバーを打った個人的感想
打点は広くないが2モデルとも飛びます(球をしっかりつかまえられることが条件です)
STEALTH2 HDはSTEALTH2 よりつかまりがよく球が上がりやすい
(スタンダードと「HD」をより差別化しています)
正直STEALTH2は前作と比べてそれほど大きく性能が変わったようには感じませんでした
HDモデルは大幅に改善されています
つかまる、簡単、上がる
この記事を読むとおすすめモデルとシャフトが分かります。
STEALTH2 STEALTH2 HDドライバー 本体価格(定価)
純正シャフト
RED TM50 ¥93500(税込)
推奨カスタムシャフト
Tour AD CQ-6(S) ¥113300(税込)
SPEEDER NX GREEN60(S) ¥113300(税込)
Diamana GT60(S) ¥113300(税込)
※2023年10月現在、ステルス2シリーズ(ウッド系)大幅値下げされています
ステルス2フェアウェイウッドについては↓記事をご覧ください。
【ステルス2 ステルス2 HD】 フェアウェイウッド テーラーメイド最新モデル 試打評価 | golfer-nao
ステルス2ユーティリティについては↓記事をご覧ください。
【ステルス2 レスキュー】飛距離性能とやさしさを追求したユーティリティ 試打レビュー 2023 | golfer-nao
直進性が進化した ステルス2ドライバー 試打検証
試打したクラブはSTEALTH2 ロフト9度 シャフトTENSEI RED TM50(フレックスS)
ヘッドスピード平均46.8m/s、ややドロー系のスイングでチャレンジです。
ヘッドスピード | ボール初速 | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | トータル飛距離 | |
1球目 | 46.4 | 67.8 | 15.9 | 2281 | -204 | 255 | 270 |
2球目 | 46.9 | 68.2 | 16.2 | 2210 | -606 | 255 | 270 |
3球目 | 47.0 | 68.3 | 16.0 | 2900 | 128 | 258 | 269 |
平均 | 46.8 | 68.1 | 16.0 | 2464 | -227 | 256 | 270 |
構えた時のヘッドはストレート、赤いフェースは気にならないですね。
フェースはディープフェースっぽく全体的にしまって見えます。
打感、打音は前作ステルスよりやわらかく、おとなしく感じました。
私にとっては好みの感触です。
平均飛距離は270ヤード、かなり飛んでますね。
ロフト9度でも十分な打ち出し角を確保(上がりやすい)。
ドロー回転が少しかかっている割にはバックスピンは少なすぎず、キャリーを稼いでくれます。
つかまりは強すぎず、しっかりとらえてもフックしません。
純正シャフトで曲がりが大きくなったり、弾道がふけ上がったりする場合はカスタムシャフトが選択肢に入ってきます
目安はヘッドスピード44m/s以上、平均飛距離240ヤード以上、バックスピン2500回転以上
ロフト、ライ角可変式ヘッド(カチャカチャ)なので、つかまりが心配なゴルファーはアップライト、ロフトアップに設定すればスライスを少し減らせます。
より高弾道でつかまりやすい ステルス2 HDドライバー 試打検証
試打したクラブはSTEALTH2 HD ロフト9度 シャフトTENSEI RED TM50(フレックスS)
ヘッドスピード平均44.9m/s、ややカットスライスのスイングでチャレンジです。
ヘッドスピード | ボール初速 | 打ち出し角 | バックスピン | サイドスピン | キャリー | トータル飛距離 | |
1球目 | 43.7 | 64.3 | 17.4 | 1964 | -575 | 235 | 251 |
2球目 | 45.8 | 65.8 | 14.3 | 2368 | -462 | 241 | 259 |
3球目 | 45.3 | 65.3 | 13.6 | 2045 | 31 | 236 | 258 |
平均 | 44.9 | 65.1 | 15.1 | 2126 | -335 | 237 | 256 |
構えた時のヘッドの見え方はストレート。
ステルス2のヘッドより少しアップライト(2度)でつかまりやすそう。
ステルス2の純正シャフトより0.25インチ短く(45.5インチ)振りやすい。
打感はSTEALTH2と同じでやわらかめ。
ボールがフェースにしっかり引っ付いてつかまえてくれる感じ。
1番の特徴は球がメッチャつかまる。
カットで打ったのですがフェースが開かずそのまま左に軽いドロー。
平均飛距離は256ヤード、よく飛んでいます。
バックスピンが平均2126回転と少ないのですが、打ち出し角は15度以上なので弾道の高さは問題ありません。
球のつかまりが前作ステルスより大幅に改善されたようです。
スライスをこわがらず高弾道で飛ばせそうです
カーボンウッドが常識の時代へ STEALTH2 STEALTH2 HD スペック
STEALTH2 HDのヘッドのほうがつかまりが強く、球が上がりやすい。
STEALTH2 HDのほうが純正シャフトの長さが0.25インチ短い。
STEALTH2 HDのほうが少しヒール側の肉付きがいい。
フェースの厚みは2機種を比較してみてもほとんど変わりませんね。
STEALTH2 ドライバー詳細スペック
ヘッド
ヘッド素材・フェース素材
チタンフレームボディ+6層カーボンクラウン+9層カーボンソール+特殊強化カーボンコンポジットリング+フロントTSSウェイト・新60層カーボンツイストフェース+PUカバー
体積 460㎤
ロフト 9度 10.5度(12度はカスタム)
ライ角 56(STD)~60(UPRT)
シャフト長
純正カーボンシャフト 45.75インチ
推奨カスタムシャフト 45.25インチ
左用は
9度 フレックスS
10.5度 フレックスR SR S
標準設定(他はカスタム)
シャフト
TENSEI RED TM50(純正カーボンシャフト)
フレックス | 重さ | トルク | キックポイント | バランス | クラブ重さ |
R | 約52g | 5.0 | 中調子 | D3 | 約298g |
SR | 約55g | 4.7 | 中調子 | D3.5 | 約300g |
S | 約57g | 4.3 | 中調子 | D3.5 | 約302g |
三菱ケミカルと共同開発したオリジナル純正シャフト「テンセイ レッド」。
中調子でしなりにくせがなく振りやすい。
ねじれがしっかりしているので、つかまりすぎるシャフトではありません。
どんなスイングタイプでも合いやすい。
推奨カスタムシャフト
TOUR AD CQ-6(推奨カスタムシャフト)
フレックス | 重さ | トルク | キックポイント | バランス | クラブ重さ |
S | 64g | 3.4度 | 先中調子 | D2 | 311g |
ムチの様なしなりでつかまりの良いシャフト。
上がりやすくバックスピンは適量。
先中調子となっていますがそれほど先端部分の柔らかさは感じず、全体的にくせのない感じで私にとっては振りやすく感じました。
ツアーAD としてはVRの後継モデル。
PT、DJとも系統は似ています。
フジクラNXグリーン、ディアマナGTの中間の特性。
ややリストターンタイプのゴルファーに合いやすい。
SPEEDER NX GREEN60(推奨カスタムシャフト)
フレックス | 重さ | トルク | キックポイント | バランス | クラブ重さ |
S | 67g | 3.8度 | 中調子 | D2.5 | 313g |
手元側のねじり剛性を高め、振りやすくタイミングがとりやすいシャフト。
中間から先端部分にかけてキック力があり、球を押してくれる感覚。
つかまりは程良く、バックスピン量をおさえてくれます。
手元側がしっかりしているので、シャフト全体が硬く感じます。
リストターン強めのゴルファーに合います。
Diamana GT 60(推奨カスタムシャフト)
フレックス | 重さ | トルク | キックポイント | バランス | クラブ重さ |
S | 63g | 3.8度 | 中元調子 | D2.5 | 311g |
ディアマナと言えばつかまりを抑えた粘るシャフトというイメージがありますが、このシャフトは違います。
つかまりがいい、しかしロースピン。
先端部分は硬いのですが、はしり感がある振りやすいシャフトです。
左にフックしにくいかというと、そうでもないですね。
ボディターンタイプのスイングに合います。
グリップ
TENSEI RED TM50(純正カーボンシャフト)の場合
Lamkin Crossline 360 Black/Red CP 径60・42g
推奨カスタムシャフトの場合
Lamkin Crossline 360 Black/Red CP 径60・47.5g
STEALTH2 HD ドライバー詳細スペック
ヘッド
ヘッド素材・フェース素材
チタンフレームボディ+6層カーボンクラウン+9層カーボンソール+特殊強化カーボンコンポジットリング+フロントTSSウェイト・新60層カーボンツイストフェース+PUカバー
体積 460㎤
ロフト 9度 10.5度(12度はカスタム)
ライ角 58(STD)~62(UPRT)
シャフト長
純正カーボンシャフト 45.5インチ
左用はカスタムのみ
シャフト
TENSEI RED TM50(純正カーボンシャフト)
フレックス | 重さ | トルク | キックポイント | バランス | クラブ重さ |
R | 約52g | 5.0 | 中調子 | D2.5 | 約299g |
SR | 約55g | 4.7 | 中調子 | D3 | 約301g |
S | 約57g | 4.3 | 中調子 | D3 | 約303g |
三菱ケミカルと共同開発したオリジナル純正シャフト「テンセイ レッド」。
中調子でしなりにくせがなく振りやすい。
ねじれがしっかりしているので、つかまりすぎるシャフトではありません。
どんなスイングタイプでも合いやすい。
グリップ
TENSEI RED TM50(純正カーボンシャフト)
Lamkin Crossline 360 Black/Red CP 径60・42g
STEALTH2 STEALTH2 HD ドライバー おすすめなゴルファー
どちらのヘッドが合う?
STEALTH2ヘッド
- 弾道の高さはおさえめ、ふけあがらない
- しっかりつかまえてもフックしにくい
- 球がつかまえられるゴルファー向き
- 積極的にヘッドターンをするゴルファー
- スイング軌道がインサイドアウト、インサイドイン
アッパーブロー ~ シャロー
STEALTH2 HDヘッド
- スライスさせたくない、球をしっかりつかまえたい
- 打点が大きく、球が上がりやすい
- ヘッドターンを大きくしないゴルファー向け。
- スイング軌道がアウトサイドイン、インサイドイン
ダウンブロー ~ シャロー
どのシャフトが合う?
STEALTH2はメーカー純正シャフトと推奨カスタムシャフトの中から選ぶことができます。
STEALTH2 HDは純正シャフトのみ。
純正シャフトがTENSEI RED TM50。
推奨カスタムシャフトが
TOUR AD CQ-6、SPEEDER NX GREEN 60、Diamana GT 60
(60ℊ台のシャフトが用意されています)の3種類。
特徴が異なる人気カスタムシャフトです。
カスタムシャフトは定価が19800円高くなります。
STEALTH2はカスタムシャフト3種類が最初から選べます
HDは3種類のカスタムシャフトが特注
TENSEI RED TM50シャフト (純正シャフトで重さ、硬さ、普通)
適応ゴルファー
- ヘッドスピード38~45m/s
R 38~40m/s
SR 40~42m/s
S 43~45m/s - 球を上げたい、つかまえたい
- くせのないシャフトで楽に振りたい
(HDは0.25インチ短い)
TOUR AD CQ-6(STEALTH2のみ標準カスタムシャフト)
適応ゴルファー
- 硬めしっかり感のあるシャフトが好み
- ヘッドスピード44m/s~
- くせのないシャフトで左右に曲げたくない
- トップからの切り返しテンポがやや速め
SPEEDER NX GREEN60(STEALTH2のみ標準カスタムシャフト)
適応ゴルファー
- 硬めのシャフトが好み
- ヘッドスピード44m/s以上
- 先端しなりの一押しでさらに飛ばしたい
- トップからの切り返しが速め
Diamana GT 60(STEALTH2のみ標準カスタムシャフト)
適応ゴルファー
- シャフトの重さを感じて打ちたい
- ヘッドスピード44m/s以上
- くせのないしなりでタイミングをあわせたい
- トップからの切り返しがゆっくり
テーラーメイド ステルス2 ステルス2HD ドライバーの総合評価
ステルス2ドライバーについての口コミをいくつか紹介します。
- 「ミスヒットしても飛距離が出るので、とても安定している」という意見が多いです。
- 「打感が良くなり、飛距離も伸びるので、自信を持ってショットが打てる」という声もあります。
- 「シャフトの選択肢が多く、自分に合ったスペックを選ぶことができる」という評価もあります。
- むしろ、「球が上がりすぎる」という指摘もあり、球筋に悩む人もいるようです。
以上のように、ステルス2ドライバーには高い飛距離と安定性が評価されていますが、球筋が高くなりすぎるということも指摘されています。 また、シャフトの選択肢が多いため、自分に合ったものを選ぶことが重要とされています。
ヘッドとシャフトの組み合わせによって様々な特徴を見せるSTEALTH2シリーズ。
球をつかまえ高い球を打つならSTEALTH2 HD ロフト10.5度 TENSEI RED TM50。
反対に左にフックさせず低い球を打ちたいならSTEALTH2 ロフト9度 ディアマナGT60。
STEALTH2、STEALTH2 HDともに前作モデルより打点が大きく球が上がりやすくなっている印象です。
とくにHDはつかまりがよくスライスしにくくなっています。
ドローヒッターならSTEALTH2。
フェードヒッターならSTEALTH2 HD。
やさしく、イッパツの飛距離をもつSTEALTH2
使ってみたいドライバーになりました
PGAツアーで効果、性能は実証済み、多くのトッププレーヤーが選ぶSTEALTH2ドライバー。
ヘッド、シャフトを合わせて、自分史上最高の飛びを手に入れてみませんか?
最後までお付き合いいただきありがとうございました。