ミズノより軟鉄ウェッジと重心センター設計が融合したモデル S23ウェッジ 2023年モデルが発売されました。
見た目はスタイリッシュでプロモデルの様な顔つき。
- ショット、アプローチの場面で飛距離が安定。
- 抜けは抜群。
- スピンもしっかりかかります。
S23ウェッジはこんなゴルファーにおススメ。
- オートマチックに距離を打ちわけたいゴルファー。
(芯が広いので打点がずれても飛距離が変わりにくい) - ウェッジだけ思ったより距離が飛ばないゴルファー。
- 重心距離を長めに設定しているアイアン(ヘッドが少し大きめの簡単なモデル)を使っているゴルファー。
こんにちは
クラブフィッターのナオです
20年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています
ウェッジ好きの私がこれはいいと思った商品です。
見た目以上に簡単でスピンもしっかりかかる。
アプローチだけでなくフルショットでも安定的な飛距離を約束。
万能ウェッジです。
最新のミズノプロモデルウェッジに関しては↓記事をご覧ください。
簡単スタイリッシュ S23ウェッジ 試打レビュー
前モデルES21との形状の違い
前作ES21と比べてヘッドの大きさ、トップブレードの厚みが全然違います。(S23のほうがヘッドが小さく、トップブレードも薄い)
ソールの広さが前作ES21と比べ大幅に狭くなっています。
スッキリしたプロモデルのような形状です
同メーカーのT22モデルに近いスタイルですね
試打したクラブは
S23(ロフト56度 シャフト ダイナミックゴールドS200)
ボールはタイトリストのプロV1
6ヤード位のアプローチショット、人工芝の上からのショットです。
ボールがフェースにしっかりくいつき、ソールは抜群の抜け、スピンが入りツーバウンド目にギュッと止まります。
スピン性能は高いですね。
フェースを開いて構えてもリーディングエッジが浮きすぎないので、トップの心配なくしっかり打ち込んでいけます。
どちらかというと払って打つより、打ちこんでインパクトするゴルファー向け。
フルショットは60~80ヤードを打ってみました。
スピンが効いた球でしっかり距離を打ち分けることができます。
打点をトゥ寄りで打ってみても確かに距離は変わりません。芯は広そうです。
打球は少し高めになりやすい傾向ですね
打感はそれほどシビアではなく、やや鈍感。
フェースが少し長めなのでヘッドをあまり回転させずにショットするゴルファーに合います。
多彩なバリュエーション S23ウェッジ 性能 スペック
S23ウェッジはセンター重心によりウェッジで求められているショット、アプローチの場面で飛距離が安定する。
アプローチショットにおいて多くのゴルファーがトゥからセンターで打つ傾向がある。
重心がセンターにあることで、トゥ・センターヒット時は、ヒール重心のウェッジよりもスイートスポット近くで打つ事ができる。
スイートスポット近くで打つ事ができることにより、ヘッドが当たり負けず、飛距離がロスしにくい。
ミズノ公式より
ゴルファーは打点が少しづれても、安定して自分の打ちたいキャリーを打ちやすい。
要するに打点をトゥ寄りに外して打っても飛距離、スピン性能が大きく変わらないということですね
グレインフローフォージドHD
1本の丸棒をフェースからネックまで一体成型するミズノ独自の鍛造製法。
打感の生命線ヘッド内部で途切れさせず内部で途切れさせず、さらに打球部に鍛流線を密集させることで、打球音を長く響かせることができます。
銅下メッキ
わずかな差となりますが、打感がやわらかくなり、フェース面でのボールの接触時間が通常より長く感じられます。
ソールグラインド設計 4タイプ
Sソールタイプ
バンスの効果が大きくチャックリしにくい
Dソールタイプ
ある程度のバンス効果がありながら操作性もある万能タイプ
Cソールタイプ
バンスの効果は残しながらフェースを開いて使っていきたいプレイヤー向き
Xソールタイプ
ソール幅が狭くバンス効果が少ない。フェースの開きぐあいで操作したいプレイヤー向き。
ロフト設定
44~62度まで1度ピッチで設定があります。
通常販売されているロフトは
48(10) 50(08) 52(10) 54(10) 56(10) 56(12) 58(08) 58(12) 58(14) 60(06)
(左側の数値がロフト角 右側がバンス角)
ピッチングウェッジのロフト別、S23ウェッジのロフト組み合わせ(参考までに)
ピッチングウェッジのロフト | ギャップウェッジ | アプローチウェッジ | サンドウェッジ |
42度以下(ロフトが立っている) | 46~48度 | 50~52度 | 56度 |
43~45度 | ナシか48度 | 50~52度 | 56~58度 |
46~48度 | ナシ | 52~54度 | 58~60度 |
ロフト組み合わせの例
ピッチングウェッジ44度 アプローチウェッジ50度 サンドウェッジ56度
ピッチングウェッジ44度 ギャップウェッジ48度 アプローチウェッジ52度 サンドウェッジ58度
仕上げはホワイトサテンブラッシュ仕上げとカッパーコバルト仕上げ
標準装着シャフト グリップ
DYNAMIC GOLD HT スチールシャフト
硬さ | シャフト重さ | 調子 | クラブ重さ (58-08) |
S200 | 129g | 元調子 | 約473g |
DYNAMIC GOLD 105 スチールシャフト
硬さ | シャフト重さ | 調子 | クラブ重さ (58-08) |
S200 | 103g | 元調子 | 約453g |
グリップ
ゴルフプライドM31 360ラバーグリップ(ミズノオリジナル)
口径M60・49g バックライン無し
S23ウェッジ 総合評価
簡単でスタイリッシュなS23ウェッジ。
スピン性能、抜けはばっちり。
打感はそれほど繊細ではありませんが、フルショット時の距離は安定しています。
正直にいえば同じミズノのT22ウェッジともっと性能、見た目の差をつけてほしかったなと思います。
それだけS23ウェッジが万能モデルということです
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ウェッジショットでピタッと止めるにはスピン系ボールの使用が必須
ゴルフボールにはフェースにしっかり喰いつくボール。
バックスピンが、かかりやすいボールがあります。
下記はおすすめのスピン系ボールです。