- グリーンまでの距離が6番アイアン、7番アイアンの距離が残った時「簡単に球が上がってくれて飛距離も楽に出るクラブがあったらなー」って思ったことはありませんか?
- 残り距離150ヤードのバンカーショット。アイアンではうまく打てる自信がない。「簡単に脱出できてグリーンを狙えるクラブがないかなー」と思っていませんか?
- アイアンショットの「シャンク」が治らなくてゴルフをやめたいと思っていませんか?
クラブフィッターのナオです
25年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています
しっかり球をつかまえることができるトップアマやシニア、レディスプロゴルファーでもミドルアイアン(6、7、8番アイアン)を抜いてロフトがあるユーティリティ(30度前後)を使用してグリーンを狙っているプレーヤーもいます。
エンジョイゴルファーの強い味方、ハイロフトなハイブリッドクラブ
ピンゴルフ
【G430ハイブリッド】
【G430HLハイブリッド】
【GLE3ハイブリッド】
を紹介します。
※ハイロフトユーティリティとは一般的なアイアン、6番アイアン(ロフト27度)7番アイアン(ロフト30度)8番アイアン(ロフト34度)のかわりをするクラブで、簡単にボールが上がりグリーンに止まるボールを打てるクラブです。
レディス用、レフティ用もありますので必見です。
作っているメーカーが少ないので貴重な情報ですよ。
主なメーカーではピンとキャスコくらいしかありません
キャスコもハイロフトなユーティリティを豊富にそろえています↓
ピン G430 ハイブリッド
8層のカーボンシートをクラウン部分に採用し、軽量化に成功。
余剰重量をヘッド下部に配置し高弾道で狙える。
フェース面積がソールとクラウン部分まで拡大し、最大のたわみで高初速を生み出す激飛びフェース。
ロフト角は±1度、±1.5度、ライ角はスタンダード・フラットの調整が可能。
#5(26度)、#6(30度)、#7(34度)があります。
G430、G430HL(軽量タイプ)ハイブリッドについての詳細は↓記事をご覧ください。
G430ハイブリッド 基本スペック
番手 | #5 | #6 | #7 |
ロフト角(度) | 26 | 30 | 34 |
ヘッド体積(CC) | 124 | 121 | 113 |
ライ角(度) | 59.5 | 60 | 60.5 |
標準クラブ長(インチ) | 39.25 | 38.75 | 38.25 |
注)#2(17度)#3(19度)#4(22度)モデルもあります。
専用レンチでロフト、ライ角が調整できます。
ロフトは±1度、±1.5度、ライ角はスタンダード/フラットの調整が可能。
左用もあります。
G430ハイブリッド 標準シャフトスペック
2種類の標準カーボンシャフトがあります。
ノーマルタイプのALTA J CB BLACKとしっかり叩けるPING TOUR2.0 CHROME85です。
シャフトはスチールシャフトもありますが、この番手を使用するゴルファーはカーボンシャフトが主流となりますのでスチールのスペックは省略します。
ALTA J CB BLACK
フレックス | R | SR | S |
重量(g) | 52 | 56 | 65 |
トルク(度) | 3.1 | 2.8 | 2.3 |
キックポイント | 先 | 中先 | 中 |
RシャフトとSシャフトの重量差が13g。
Rシャフトを軽くし、先しなりにすることでヘッドスピードが速くなく球が上がりにくいゴルファーでも簡単に使えるように設計されています。
SRはRシャフトの特性で硬さがある感じ。
R、SRシャフトはつかまりがよく球を上げやすい。
Sシャフトは重量がありトルクもしぼられています。
純正シャフトにしてはかなりしっかりしたシャフトです。
ALTA J CB BLACKのフレックスRでも重い、硬い場合は、軽量タイプG430HLハイブリッドを使用してください↓
PING TOUR2.0 CHROME85
フレックス | R | S | X |
重量(g) | 73 | 80 | 85 |
トルク(度) | 2.8 | 2.3 | 2.2 |
キックポイント | 中 | 中元 | 中元 |
Rシャフトでも73g。
この番手のクラブを使うゴルファーには硬すぎるシャフトかもしれません。
トルクがしぼられキックポイントも中から中元なのでハードなシャフトの部類に入ります。
(人によってはスチールシャフトのNS950より硬く感じる場合もあります)
しっかりしたシャフトなので球をふけ上がらせたくない、フックさせたくないゴルファーにはピッタリ。
ドライバーのヘッドスピードはRシャフトでも41m/s以上くらいは欲しいところ。
Xシャフトになるとかなりの硬さになります。
ハイロフトユーティリティ 推定飛距離 特徴
参考とするゴルファー
ドライバーのヘッドスピード約40m/s、ドライバー飛距離約210ヤード。
7番アイアンの飛距離約140ヤード。
G430ハイブリッドの飛距離
#5(26度) 約150~160ヤード
#6(30度) 約140~150ヤード
#7(34度) 約130~140ヤード
(注)飛距離は目安です
#5ハイブリッドで5番アイアン6番アイアン
#6ハイブリッドで6番アイアン7番アイアン
#7ハイブリッドで7番アイアン、8番アイアンの距離を打ちます。
#6、#7ハイブリッドはスピードを上げて打つと前に飛ぶというより上に上がります。
アイアンショットの1.5倍くらいの球の高さが出るイメージです。
左足下がりのライや軽いラフなら簡単に球が上がり、硬いグリーンでも落ちてからのランが少なく止まってくれます。
ヘッドロフトが可変式になっているので±1.5度の範囲でロフトが調整でき、目的の飛距離を出すことができますよ
ヘッドは大きすぎずオーソドックスな形状で、しっかりつかまえても左に行きにくい特徴もあります。
そして、珍しいことに左用設定もあります。
ピン G LE3 ハイブリッド(レディス用)
球が楽に上がり、上下打点ブレによる飛距離ロスを抑えて安定した飛距離を実現。
高初速を生み出すフェース・ラップ・テクノロジー設計で飛距離性能に優れ、高い打ち出しで
ラクに球が上がる。
様々な状況からグリーンを狙える「ラク飛びハイブリッド」です。
基本スペック
番手 | 4H | 5H | 6H | 7H |
ロフト角(度) | 22 | 26 | 30 | 34 |
ライ角(度) | 59 | 59.5 | 60 | 60.5 |
ヘッド体積(CC) | 130 | 126 | 123 | 114 |
クラブ長さ(インチ) | 39.25 | 38.75 | 38.25 | 37.75 |
総重量は5Hで約305g、バランスC0
標準シャフトスペック
フレックス | L | A |
重量(g) | 41 | 48 |
トルク(度) | 4.8 | 4.2 |
キックポイント | 先 | 先 |
グリップ
イオミックSTICKY DEEP SEA(バックライン無し)
推定飛距離 特徴
参考とするレディスゴルファー
ドライバーのヘッドスピード約32m/s、飛距離約155ヤード。
7番アイアンの飛距離約100ヤード。
G LE3 ハイブリッドの飛距離
4H(22度) 約120ヤード
5H(26度) 約110ヤード
6H(30度) 約100ヤード
7H(34度) 約90ヤード
(注)飛距離は目安です
7番アイアン、8番アイアンと比べると断然簡単に球が上がり飛距離も出てくれます。
ミスヒットに強く、芯を外して打っても距離はかせいでくれます。
アイアンが苦手であれば5H、6H、7Hと入れて残りはPWとSWをいれておけば困らないでしょう。
なんとレディスゴルファーの左用モデルまであります。
ハイロフトユーティリティ 打ち方 まとめ
G430HYBRID、GLE3HYBRID(レディス用)ともにレフティー用もあります。(レディスの左用は超貴重です)
ハイブリッド(ユーティリティ)はネック部分がフェース部分より前に出ていないので、ゴルファーの天敵 シャンク が出る心配はありません。
カット打ちやフェースが開いてスライスが出る、球がとにかく上がらないゴルファーはアイアンを使うより各段にゴルフがやさしくなります。
少しのミスショットはカバーしてくれるのでアイアンが苦手なゴルファーには安心感があります。
ユーティリティクラブの弱点はフェース部分が丸いのでターゲットに合わせづらい、そしてなぜかトップしてしまうというミスの傾向があります。
アドレスに関しては慣れるとうまく合わせられるようにはなります。
打ち方に関しては、アドレス時ボールをスタンスの中央寄りに置き、少しハンドファーストに構えること(フェース面はターゲットに対してスクエア)がうまく打てるコツです。
ユーティリティクラブはアイアンよりソール幅が広く重心の位置が深いので、ヘッドがインパクトの瞬間めくれやすい傾向があります。(フェース面が上を向く)
その結果トップボールが出やすいのです。
打ち方はピッチングウェッジのフルショットを打つときと同じようにショットしてください。
ボールを上げようと思わなくても簡単にボールが上がり、しっかりつかまえようと思わなくてもスライスは出ません。
アイアンショットがうまくいかなくて悩んでいるなら一度使ってみてください
最後までお付き合いいただきありがとうございました。