- 残り距離がちょうどぴったり100ヤードの時に打てるクラブがないんだよな
- アイアンセットをピッチングウェッジまでは買ったんだけどその下は何をいれたらいいの?
グリーン周りの100ヤード以内のショットはゴルフのスコアメイクではとても重要です。
そんな悩みをお持ちのゴルファーに、どのようにウェッジのタイプ(ロフト、バンス、シャフト)を選んだらいいのか解説します。
こんにちはクラブフィッターのナオです
20年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています
ウェッジロフトの選び方
ウェッジには主に ピッチングウェッジ と アプローチウェッジ、サンドウェッジ の3種類あります。(最近の飛び系アイアンと言われているモデルは、ピッチングウェッジとアプローチウェッジの間のロフトが大きくあきすぎることがあるため、その間を埋めるギャップウェッジというものもあります。)
ピッチングウェッジはアイアンセットに含まれていることがほとんどであるため、アプローチウェッジとサンドウェッジの選び方を解説します
元々のアイアンセットにアプローチとサンドウェッジがついていれば、それを利用するのもいいと思います。
アプローチとサンドを単品で買うということは、元のセットに付いてなかった時か、操作性の高いスピンのよく効くタイプのウェッジを使いたいということなので、別売りの単品ウェッジの中から探して選ぶ必要があります。
ウェッジを選ぶ際に重要なポイントは、ロフト、シャフト、ヘッド形状の3点です。
現在使用しているアイアンのピッチングウェッジのロフトを基準に選びます。
ピッチングウェッジのロフトが42度以下(ロフトが立っている)の場合
46~48度くらいのギャップウェッジを入れ、その下に50~52度のアプローチウェッジ、そして54~58度のサンドウェッジを入れます。
(例 ピッチングウェッジが42度 ギャップウェッジ46度 アプローチウェッジ50度 サンドウェッジ56度)
ピッチングウェッジのロフトが44度くらいの場合
アプローチウェッジは50度、サンドウェッジは56度。
ピッチングウェッジのロフトが46度以上の場合
アプローチウェッジが52度、サンドウェッジが56~58度
上記のロフト設定が、おススメです
ウェッジシャフトの選び方
使用しているアイアンのシャフトがレディスシャフトやシニア用の軽い仕様のシャフトの場合
同じモデルのアプローチウェッジ、サンドウェッジが製品としてありますからそれを使用してください。
古いモデルなどで同じモデルがない場合
アイアンについているシャフトと同じくらいの重量か、少し重い(30g差くらいまで)シャフトがついたモデルを使用します。
50~80gまでのシャフト重量のアイアンを使用している方は
アイアンと同じ重量のシャフトか、それより少し重い軽量スチール(100gくらいまで)シャフトが付いたモデルを使用します。
90~130gのシャフトが付いたアイアンを使用している方は
アイアンと同じ重量のシャフトが付いたモデルか、130gくらいまでのアイアンセットより少し重いシャフトの付いたモデルを使用します。
アイアンセットと同じシャフトか、それよりも少しだけ重いシャフトが付いたモデルを使用します。
ウェッジヘッド形状の選び方
アイアンセットをどのようなモデルを使っていても操作性の高いスピンのよく効くウェッジが使いたい場合は、ソール幅のあまり広すぎないもの、ヘッドが大きすぎないもの、スピンタイプと記載のあるモデル、スピンタイプと言われているモデルを選んでください。
バンス角(ソールの丸みの角度のこと)の選び方
10ヤードから15ヤード程のキャリーのいるアプローチショットでターフ(ショットの削り痕)がしっかりとれる場合
ヘッドがダウンブローに入っているので、地面やバンカーの砂にリーディングエッジ(ソールの先端部分)が突き刺さらないように、バンス角が大きいタイプがおススメです。
バンス角の大きさは12度以上、ソール幅はやや広めのモデルがいいです。
ターフがほとんどとれない、少しドローめにアプローチショットができる場合
このタイプはインパクトの入射角が緩やかなので、バンスが大きすぎるとヘッドが地面で跳ねてしまいトップボールがでやすくなることがあります。
バンスの少ないモデルがおススメです。
バンス角の大きさは、10度以下がいいでしょう。
サンドウェッジ以外はバンスが選べるモデルはほとんどないので、バンス角を気にするのは54度以上のサンドウェッジだけで大丈夫です
以上のポイントを押さえれば、メーカーの種類がばらばらでも構いません。
好みのモデルを使っていきましょう。
グリーン周りのウェッジの役割はスコアメイクにとってとても重要です
相性のいいウェッジを見つけて寄せワン、砂イチをとっていきましょう
最後までお付き合いいただきありがとうございました。