品の良い顔つきと何とも言えない良い打感。
強いこだわりで所有者を満足させるミズノプロのアイアンには数多くのファンがいて毎回新製品が出るのを楽しみに待っています。
プロも使用するモデルなので決して超簡単というアイアンではありませんが、バッグの中に入っているだけでもカッコよく(個人的な意見ですが)インパクトした瞬間の打感には何とも言えない気持ちよさがあります。
ショートアイアンは飛びすぎず、ロングミドルアイアンは寛容性が高く球筋のコントロールもしやすいモデル。
打ち出されたボールはしっかりスピンが入りグリーン上にピタッと止まります。
対象ゴルファー
- 7番アイアンの飛距離が150ヤード以上飛ぶ
- スライスで悩んでない
- 球がきっちりとつかまえられる
- 打感にこだわりがある
- バックスピン、サイドスピンがしっかり効いて欲しい
- 見た目がカッコいいモデルがいい
(注)アイアンでも飛距離を出したい、安心感のあるヘッドで芯に当たらなくてもそこそこまっすぐ飛ぶモデルがいいというゴルファーにはあいません。
こんにちはクラブフィッターのナオです
20年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています
ミズノプロ223アイアン NSプロモーダス3ツアー115(フレックスS)を検証します
ヘッドスピードに自信がない、軽いシャフトを使いたい場合は
NSプロモーダス3ツアー105シャフトも標準装備されています(後ほど紹介します)
※モーダス115(約118.5g)、モーダス105(約106.5g)
ミズノプロ223アイアン NSプロモーダス3ツアー115シャフト(フレックスS)
詳細な数値は下記の通りです。
番手 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW |
ロフト角(度) | 22 | 25 | 28 | 32 | 36 | 41 | 46 |
ライ角(度) | 60.0 | 60.5 | 61.0 | 61.5 | 62.0 | 62.5 | 63.0 |
バウンス角(度) | 1.0 | 1.0 | 2.0 | 3.0 | 4.0 | 5.0 | 6.0 |
長さ(インチ) | 38.25 | 37.75 | 37.25 | 36.75 | 36.25 | 35.75 | 35.25 |
素材(4~7)クロモリブデン鋼 精密鍛造 (8~PW)マイルドスチール精密鍛造
ピッチングウェッジのロフトが46度なのでアプローチウェッジとサンドウェッジのロフト組み合わせは(50度、56度)か(52度、58度)がお勧めです
ウェッジの選び方については↓記事に詳しく解説しています、参照してください。
【ウェッジの選び方】アプローチウェッジ、サンドウェッジ ロフト、シャフト、ヘッド(バンス)の選び方
ヘッドの特徴
ストレートなフェースでミズノプロらしい小ぶりなヘッドです。
7番アイアンのロフトが32度ということでアベレージモデルのアイアンと比べて少し角度がねています。
重心の位置はアベレージモデルよりは少し高く、芯も決して大きいということはありません。
ヘッドの仕上げ時に通常メッキをする前の段階で、わざわざ柔らかい銅を下地に施す(銅下メッキ)のでインパクト時の打感がやわらかくなると言われています。
ボールの当たった感触がとても心地よいヘッドです
シャフト(NSプロモーダス3ツアー115フレックスS 約118.5g)の特徴
硬さ | シャフト重量 | 調子 | クラブ重量 (7番) |
S | 118.5g | 手元 | 約433g |
NSプロモーダスシリーズで新しく発売されたシャフト。
以前からあったNSプロ950フレックスS(約98g)より重く、NSプロモーダス125フレックスS(約128.5g)より軽い絶妙な重量のシャフトで評判の高いモデルです。
特性はシャフトの先端部分がしっかりしていて、手元側がしなるのでヘッドが少し遅れてインパクトを迎えてくれます。
打球の高さを抑え左に曲がる度合いを少し緩和してくれるのでフックボールを防ぎたい方、球の高さを抑えたいゴルファーに適しています
適応するスイングタイプ
ドライバーのヘッドスピードが約45m/sでミズノプロ223アイアン7番アイアンの飛距離はキャリーで155ヤード位です。
(注)強いドローボールやロフトを少し立ててショット出来る場合はもっと飛びます。
- 球がうまくとらえられずスライスで困っている、打点が安定しない場合は使えません
- 飛距離が出るアイアンではないのでドライバーのヘッドスピードで40m/s以上必要です
- ヘッドはストレートフェースであまりグースが付いていないので左にフックしにくい構造になっています
- フェースの長さも短いのでヘッドをしっかりターンさせて打っても曲がり幅が小さくコントロールしやすいでしょう
- フェードボールヒッター、ドローボールヒッターともにひっかけフックを気にせず左に振っていく事ができます
NSプロモーダス3ツアー115シャフトは手元側から中間部にかけてしなりがあり、先端はしっかりしたシャフトです。
ボールをダウンブローにとらえやすくミズノプロ223ヘッドとの相性の良さからコントロール性が高く、バックスピンもしっかりかかります。
ヘッドの開閉を使ってスイングする方、少しダウンブロー気味にインパクトするゴルファーにマッチします
カットスイングでもスイングスピードのある方は十分使うことができます。
手元調子のシャフトと小ぶりなヘッドの影響で意外といいボールが打てることがあります。
NSプロモーダス3ツアー115シャフトより少し軽い NSプロモーダス3ツアー105 も標準装備されています
硬さ | シャフト重量 | 調子 | クラブ重量 (7番) |
S | 106.5g | 手元 | 約420g |
ドライバーのヘッドスピードが40~44m/sくらいの場合や少し楽なシャフトが好みの場合にお勧めです
ミズノプロ223アイアンは見た目よりはやさしめに作られているモデルなので、フィッティングをしてシャフト重量を自分のスイングに合わせれば使いやすい商品です。
シンプルなデザインのヘッドで持っているだけでうまそうに見えるアイアン。
遊びで使う道具なんだから見た目だけでも気に入ったものを使いたいですよね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ミズノプロ221アイアンについては↓記事を参考にしてください
【ミズノプロ221】2022年 おすすめ マッスルバックアイアン
ミズノプロ225アイアンについては↓記事を参考にしてください。
【2022セミアスリートモデル】ミズノプロ225アイアン 特徴 試打計測 合うスイングタイプは?
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