ミズノよりスピン性能を進化させたツアーモデル【T24ウェッジ】が2023年9月に発売されます。
旧モデルよりもスコアラインが2本増えたことで、ボールとの接触面積が増え、スピン性能が向上。
ロフト別にスコアライン形状を設計しフルショット、アプローチショットでのスピン性能を最適化しています。
T24ウェッジはこんなゴルファーにおススメ
- 繊細なスピンコントロールで距離を打ち分けたい
- フェースを開いたり閉じたりしてアプローチショットをする
- 30~50ヤードくらいの中途半端な距離でもピタッと止めたい
こんにちはクラブフィッターのナオです
20年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています
スピンショット好きの私が、これは「いい」と思った商品です。
なんせ止まる!
「トントンギュッ」です😁
前作T22ウェッジより見た目が丸みをおびていて、フェースが開きやすい。
ヘッドの仕上げも艶消しになり、バックフェースもシンプルでカッコいい。
フェースに入った細かいミーリングで、雨や露の悪条件下でも高いスピン性能を発揮。
本格派ウェッジです。
ミズノプロ最新モデル「245アイアン」のことなら↓記事をご覧ください。
抜群のスピン T24ウェッジ 試打レビュー
ゴルフ5公式オンラインストアで探す前モデルT22との形状の違い
最新モデルT24ウェッジ、ソフトホワイトサテン仕上げ(艶消し)になりました。
フェースを開いて構えた時、太陽の照り返しがなく構えやすい。
ヒールの幅が少し厚くなっています
シャープさはなくなりますが、フェースが開きやすい
試打したクラブは
T24(ロフト58度 Vソール バンス10)
シャフト ダイナミックゴールドS200)
ボールはタイトリストのプロV1
6ヤードくらいのアプローチショット、人工芝の上からのショットです。
ボールがフェースにひっつきます。
ソールは抜群の抜け、スピンが入りツーバウンド目にギュッと止まります。
短い距離でも大きく振ってフェースにボールをのせると激スピン。
なんならツーバウンド目に手前にもどったショットも!
フェースを開いて構えてもリーディングエッジが浮きすぎないので、トップの心配なくしっかり振りぬけます。
どちらかというと打ちこむよりフェースを開いてはらって打つゴルファー向き。
フルショットは60~80ヤードを打ってみました。
スピンが効いた球でしっかり距離を打ち分けることが可能。
ショットするライと落下地点によりますが、打ちこみすぎるとバックスピンが強烈にかかってボールが戻りすぎてしまいます。
フェースの刃、下2本目くらい、入射角浅めのインパクトをイメージするとやや低めのボールで距離が合わせやすく、ピタッと止まります
打感は繊細。
ボールの感触が伝わりやすく、微妙なタッチも自由自在。
逆に言えばアプローチショットが得意でないゴルファーからすると少し難しいかも。
同じミズノモデルのS23ウェッジが使いやすいでしょう。
ヘッドは出っ歯で丸みを帯びているので、フェース面を開いたり閉じたりしながら、タッチやスピン量を微調整したいゴルファーにむいています。
フェースを開いたり閉じたりして使うゴルファーにVソール(バンス10度)はオススメ
5種類のソールタイプをラインナップ T24ウェッジ スペック
ゴルフ5公式オンラインストアで探すT24ウェッジは新クワッドカットプラス グルーブによりスピン性能を向上
旧モデルよりもスコアラインの本数が増加(48-52°)
旧モデルよりもスコアラインが2本増えたことで、ボールとの接触面積が増え、スピン性能が向上。ロフト別にスコアライン形状を設計
フルショットでは、ボールがつぶれるため、接触面積が多い方がスピン性能が向上する。そのため、スコアライン幅が狭い溝設計。
アプローチショットでは、ボールが潰れにくいので、スコアラインにかかったほうがスピン性能が向上する。そのため、スコアライン幅が広い溝設計。コース上の悪条件下でも高いスピン性能を発揮
ミズノ公式より
ボールとフェースの間に入り込む雨や露を排除。ウェット時でも高いスピン性能を発揮。また、フェースを開いた時を想定し48-52よりも10度傾きを大きく設計。
要するにどんな状況でもよく止まるってことですね
グレインフローフォージドHD
1本の丸棒をフェースからネックまで一体成型するミズノ独自の鍛造製法。
打感の生命線ヘッド内部で途切れさせず内部で途切れさせず、さらに打球部に鍛流線を密集させることで、打球音を長く響かせることができます。
銅下メッキ
わずかな差となりますが、打感がやわらかくなり、フェース面でのボールの接触時間が通常より長く感じられます。
銅下メッキの柔らかさを感じられるゴルファーは少ないと思います😅
ソールグラインド設計 5タイプ
ロフト角によって選べるソールタイプが限られます
Cソール、Xソールがいわゆるローバンス
Sソールタイプ
バウンスの大部分を残す形でトレーリングエッジからヒール側にかけてグラインド。主にフルショットを多用し、グリーン周りではバウンス効果を求めるプレーヤー向け。(48度、50度、52度、54度、56度、58度)
Dソールタイプ
トウとヒール部分を大きく削れ、丸みを持たせながらセンターのバウンス部分はしっかりと残してグラインド。グリーン周りでの操作性とバウンス効果の両立を求めるプレーヤー向け。(56度、58度のみ)
Vソールタイプ
ツアープロの要望を取り入れたグラインド設計。バウンスを効かせながらも、トウ、ヒール、トレーリングエッジを削ることで抜けの良さを追求。幅広いショットを打ちたいプレーヤー向け。(58度のみ)
Cソールタイプ
トウとヒール部分を大きく削り、丸みを持たせつつトレーリングエッジ部分をバウンス部分を少し残しながらグラインド。グリーン周りではフェースを開いて球を操作したいプレーヤー向け。(58度のみ)
Xソールタイプ
Cタイプよりもさらに大胆に、トウ、ヒール、さらにはバウンス部分も積極的にグラインド。ソール幅が最も狭く、バウンス効果も少ないため、自分のフェースの開き具合でバウンス効果を調節して球を操作したいプレーヤー向け。(60度のみ)
S、Dはバンス効果が高く、
Vは標準、
C、Xはローバンス(思いっきりフェースを開いて使う)
一般的に
バンス角が大きい→ダウンブロー
バンス角が小さい→鈍角
にインパクトするゴルファーに合います。
ロフト設定
48~60度まで2度ピッチで設定があります。
48-10 50-08 52-10 54-10 56-10 56-12 58-08 58-10 58-12 58-14 60-06
(左側の数値がロフト角 右側がバンス角)
ピッチングウェッジのロフト別、T24ウェッジのロフト組み合わせ(参考までに)
ピッチングウェッジのロフト | ギャップウェッジ | アプローチウェッジ | サンドウェッジ |
43~45度 | ナシか48度 | 50~52度 | 56~58度 |
46~48度 | ナシ | 50~54度 | 56~60度 |
ロフト組み合わせの例
ピッチングウェッジ44度
アプローチウェッジ50度
サンドウェッジ56度
ピッチングウェッジ46度
アプローチウェッジ52度
サンドウェッジ58度
仕上げはソフトホワイトサテン仕上げとデニムカッパー仕上げ
デニムカッパー仕上げ、打感が軟らかく感じます
そしてアプローチ巧者に見えますね😁
標準装着シャフト グリップ
DYNAMIC GOLD HT スチールシャフト
硬さ | シャフト重さ | 調子 | クラブ重さ (58-10) |
S200 | 129g | 元調子 | 約473g |
グリップ
ゴルフプライドM31 360ラバーグリップ(ミズノオリジナル)
口径M60・49g
ミズノ T24ウェッジ 総合評価
ゴルフ5公式オンラインストアで探す前作T22のミラー加工からテカリを消した艶消しヘッドのT24ウェッジ。
スピン性能が高く、抜け良し。
打感も繊細です。
ヘッド形状がシャープだったミズノプロウェッジの特徴がだいぶ変化したように思えます。
ヒール側の幅が広がり、全体が丸みを帯びた洋物ウェッジのような形状。
ミズノウェッジの形状が好きだったファンは少し残念に思うかも?
私は丸みがあるフェースのほうが開きやすくて好きですね
T24ウェッジはバンス、ソール形状がロフトによって決まっているので選びやすい。
種類が多すぎると、どれを選んだらいいのか迷っちゃいますもんね!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
- QT24ウェッジを購入後、ロフトライ角調整はできますか?
- Aナオ
一般的には2度くらいなら受け付けてくれる工房はあります
しかし調整後、ソール部分などに器具でクラブを挟んだ跡が付くことがあります
ウェッジショットでピタッと止めるにはスピン系ボールの使用が必須
ゴルフボールにはフェースにしっかり喰いつくボール。
バックスピンが、かかりやすいボールがあります。
下記はおすすめのスピン系ボールです。