飛距離を稼ぎたいのでフェアウェイウッドをうまく使いこなしたいのだけど、どうしても苦手であまり使わない。
- 球が上がらない、トップ(チョロ)ばかりする
- 構えた時、上手く当たる気がしない
- スライスして飛ばない
- 特に3番ウッド(スプーン)がうまく打てない
こんなゴルファーにはピッタリのフェアウェイウッド、簡単に球が上がり飛距離もアップすると評判の キャロウェイ ローグ エスティ マックス ディ を紹介します。
こんにちはクラブフィッターのナオです
20年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています
キャロウェイのローグSTフェアウェイウッドにはLS、MAX、MAXーD、FASTの4種類ありますがその中のMAXーDに注目です。
番手は3W(16度)5W(19度)7W(22度)があります。
一般的なモデルよりロフトが1度上を向いています
様々なメーカーの新製品クラブを試打してみる中で、これはいいと思った商品です。
フェアウェイウッドでの打ち方に困ったら↓記事を参考にしてください
【待ちチョロはもう嫌だ】フェアウェイウッドの使い方と簡単に打てるFWの選び方
ROGUE ST MAX D FW 特徴 スペック
ヘッド特徴 スペック
フェースの厚み、デザインを最適なスピン量、打ち出し角、ボールスピードになるようにモデル、ロフトごとにAIが設計しています。
ヘッドの内部にフェアウェイウッド専用の「JAILBREAK」と呼ばれるフレームをトゥ側とヒール側に設置することで芯を大きくし、さらなるボールスピードを実現。
多くのゴルファーがフェースの下部でショットすることを考慮し、約29gのタングステンウェイトをヘッド内下部のフェース寄りに設置することでボールにかかるスピンを抑え、初速をさらにアップさせています。
3W、5Wのフェースカップの素材には、薄肉化、軽量化が可能な強度の高い素材を、7Wには重さのあるしっかりとしたスチールを採用しボール初速の向上に貢献。
ヘッドのクラウン(上部)とソール(下部)に剛性が高く、とても軽量なトライアクシャル・カーボンが採用されているため、余剰重量を生み出し重心の最適化を促進しています。
要するにボールが簡単に上がってつかまり、よく飛ぶヘッドに仕上がったということですね
番手 | W#3 | W#5 | W#7 |
ヘッド体積(㎤) | 181 | 154 | 140 |
ロフト角(度) | 16.0 | 19.0 | 22.0 |
ライ角(度) | 58.0 | 58.5 | 59.0 |
(注)W#3、W#5は左用がありますがW#7は左用設定はありません
タングステン・スピードカートリッジがヘッドソールの前方に設置されていることがツボで、インパクトの瞬間ヘッドが上向きにめくれようとする動きを防いでくれます。
シャフト特徴 スペック
VENTUS(ベンタス)5 FOR CALLAWAY
シャフトメーカーのフジクラ社がローグSTマックス専用に開発したキャロウェイ純正シャフトです。
フレックス | S | SR | R |
シャフト重さ(W#3) | 約49g | 約47g | 約46g |
シャフトトルク | 4.5 | 4.6 | 4.7 |
シャフト調子 | 中調子 | 中調子 | 中調子 |
クラブ重さ(W#3) | 約319g | 約317g | 約316g |
バランス | D2 | D2 | D2 |
(注)右用W#7のSシャフトは特注です
ローグの純正シャフトなのでベンタスシャフトながらハードではなく、癖のないしなりを感じますが、先端部分はしっかりしたシャフトです。
飛距離、つかまり、高さはヘッドに任せて、方向性と振りやすさを任されたシャフトですね
シャフト重量は40g台と軽いのですが、スイング時にはクラブ全体の重さを感じることができ、特別に軽いなという感覚はありません。
ROGUE ST MAX D 試打 飛距離目安
ヘッドスピード約40m/s(W#5)
フェードボール(曲がり少なめのカットスライス)
ややダウンブロー
ローグST MAXーD W#5(19度)純正シャフト フレックスSを試打してみました
平均距離は約200ヤード。
軽く左に打ち出されたボールはまっすぐか少しセンターに戻ってきます。
何球か薄めにヒット(ハーフトップ)したのですが球の上がり具合、飛距離はナイスショットとほとんど変わらず。
打感はカチッとした弾きの中に柔らかさがあります。(インパクトの感触が最高)
構えた時のヘッドはそれほど大きすぎる感じはなく割とすっきりしています。
地面から直接打つ場合は安心感があっていいのですが、フェースの厚みが少し薄めなのでティショットで使用する場合、ティアップは少し低めがおススメです。
各番手ロフトが少し寝ているので、ボールの上がりやすさとつかまりのよさには絶大な信頼感があります
各番手 飛距離目安
ドライバーのヘッドスピードが約38m/s、7番アイアンの飛距離が約135ヤードのゴルファー
(フレックスR 推奨)
W#3 190~200ヤード
W#5 180~190ヤード
W#7 170~180ヤード
ドライバーのヘッドスピードが約40m/s、7番アイアンの飛距離が約145ヤードのゴルファー
(フレックスSR 推奨)
W#3 200~210ヤード
W#5 190~200ヤード
W#7 180~190ヤード
ドライバーのヘッドスピードが約42m/s~、7番アイアンの飛距離が155ヤード以上のゴルファー
(フレックスS 推奨)
W#3 210ヤード~
W#5 200ヤード~
W#7 190ヤード~
総評
構えた時の安心感、意外とすっきりしているヘッド。
フェアウェイウッド、特にスプーンが苦手なゴルファーも ローグST MAXーD は球を簡単につかまえてくれます。
インパクトの瞬間ヘッドがめくれにくいので、よくある失敗「待ちチョロ」が出にくくナイスショットの確率が上がります。
また、少し薄めにあたるハーフトップボールでもナイスショットとあまり変わらず、高さと飛距離がでてくれます。
重心位置のおかげでスピン量がコントロールされているので、ボールのふけあがりを防ぎ風に負けない重たい打球が打てます。
ドライバーのヘッドスピードが約37~44m/sくらいまで対応できる純正シャフトですので、自分のヘッドスピード、スイングタイプに合ったフレックスを選んで性能を体感してみてください。
ポテンシャルの高いフェアウェイウッドですよ
最後までお付き合いいただきありがとうございました。